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整理整頓は永遠か

 エジソンの机はみごとに片付いていた、アインシュタイン机の雑駁ぶりもみごと

 雑誌「THE21」5月号で、特集「生産性2倍の整理術」が掲載され、整理整頓の専門家がそれぞれの見解を述べていた。製造現場というより、おもに事務所や机周りの整理・整頓である。仕事ができる人のデスクはきれいに整理・整頓されているという「神話」があり、多くの人はそれを信じている。

 クラタ-・コンサルタントの山下氏は、「断・捨・離」、すなわち、入りを断つと同時に、不要なものを捨てることで、モノへの執着から離れることだという。まず明らかに不要なゴミやガラクタ、つぎに今の自分にとって不要なもの、最後に「不要、不適、不快」を基準に捨てる。いまあるもののうち、8割は捨てるべきという。そうすれば管理の手間が無くなる。

 清水章弘氏(プラスティ社長)は、身の回りの筆箱やカバン、机などを小さくすることで、整理・整頓を実践しているという。また紙の資料は、すべてスキャンして捨てることを原則としている。

 脳内博士の加藤俊徳氏は、整理整頓が苦手な人は空間や図形など視覚情報を理解する力が乏しく、散らかっていることを認識できないのだという。またものごとを俯瞰する力が弱く、どこから手を付けるか混乱し、脳がフリーズしてしまうそうだ。対策には、まず1箇所を集中して片づける。それを繰り返すことで、片づけ脳を強化することを提案している。

 事務効率化コンサルタントのオダギリ展子氏は、整理・整頓の3原則、①不要なものは捨てる、②カテゴリーごとに分類する、③使ったら元の場所に戻す、と王道を述べていた。コツは、案件ごとの「小片づけ」を行うことだという。

 これ以外にも多くの人が、それぞれの体験にもとづいた整理・整頓のノウハウを披露していた。
 整理整頓で難しいのは、まさに「整理」すなわち、捨てることである。この雑誌でも、ほぼ全員が共通して述べていることは、捨てることの重要さであった。

 たとえば私の仕事部屋には、20年来の顧客資料があちこちにどっさり重なっている。秘密資料(ほんとはどうでもいい)が含まれており、捨てるに捨てられない。会計資料でなくとも、企業名がそのまま書いてあり、捨てたらまずい。診断士協会あたりで、資料焼却のための、どんど焼きかキャンプファイヤーでもやってもらえると助かる。

              泥まみれの大根 H28.11.20

 歴史上の「仕事のできる」偉人はどうか。
 まずエジソンの机の上は、みごとに片付いていた。当時「整理・整頓」という言葉があったかどうかわからないが、これだけきれいに片付けていたから、つぎつぎと発明ができたのかもしれない。

 一方、アインシュタインの机の上の写真をみた。これはひどかった。まるで整理整頓とは無縁である。ありとあらゆる書類が、机の上や周辺に雑然と散らばっている。みごとな散乱ぶりであった。スティーブ・ジョブズもである
 整然としていたらもっといい仕事ができたのか、あるいはあの散らばり具合が彼らの「整頓」であって、あれだけの偉業がなされたのか。よくわからない。
 どちらにしても、私には無縁である。
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