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南青山児童相談所

 日本が良識あるまともな国なら、反対のゴタゴタこそ南青山のブランド価値や地価を下げる

 南青山における児童相談所建設について、住民説明会が反対意見で紛糾したことが、ワイドショーなどで話題になっている。この施設は、南青山の国有地を港区が買い取り、虐待児童の相談やDV被害者を一時宿泊させたり、軽犯罪を犯した子供たちを保護するものである。

 普通に考えれば、100億円も投じて、こんな施設をつくる必要があるかどうかが問われる(F35戦闘機を1機買える)。だが、住民の反対理由はそんなことではない。「自分たちの住んでいる一等地の南青山には来てほしくない」ということであった。まさにNINBYである。住民は施設の必要性は認めているという。

 その具体的な反対理由がふるっている。
 「この地域のランチ単価がいくらか知っていますか(=貧乏人は払えないだろう)」、
 「(自分たちのような)レベルの高い子供と交われば、貧しい子供が卑屈な思いをする」
 「おしゃれなまちとのギャップに、施設の子供たちはついてこれない」
 「南青山の地価が下がる」
 など、如何に自分たちが「セレブ」か、ということをアピールしていた。これで日本中があきれ返ってしまった。

              綱引きは体格差 H30.5.20

 普通なら(いくら心のなかでは思っていても)、そんな差別的な言葉を発することなどありえない。冗談ならともかく、それを臆面なく真剣に言うところが「平民」とずれている。
 おそらく日本中でしばらく、これらの発言は面白おかしく取り上げられるであろう。昨年の「このハゲー!」に代わり、忘・新年会で盛り上がること請け合いだ。庶民とかけ離れた、特権意識の塊のような言葉は、ドラマ「下町ロケット」の見すぎではないか。発言のいくつかは、流行語大賞にノミネートされると思う。

 たぶんあんな反対理由を言う人は、南青山住人のほんの一部である。大多数はこの発言を恥ずかしく思っているに違いない。そしてこのゴタゴタが全国に広まったおかげで、住人の思いとは裏腹に、南青山のブランド価値は地に落ちてしまった。地価も下がるであろう。そうでなければ、日本は良識ある国と言えない。
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