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なまはげが文化遺産に

 なにも刺激を受けず無菌室で育てられたこどもは、いじめに弱い

 秋田県男鹿のなまはげなど8つが、ユネスコの無形文化遺産に登録された。これについて、「児童虐待」だからダメ、と強硬に主張する人がいる。なまはげでは、怖い面をかぶった「来訪神」が家庭に乗り込んで子供を脅し接待を受ける。これが幼児のトラウマとなり、悪影響を受けるのではないかという見方である。P・C患者に至っては、子供に恐怖を与えるだけでもいけないという。神社で行われる「泣き相撲」も同じである。

 そもそも最近では、なまはげを受け入れてくれる家庭が激減し、高齢化のためなまはげになる人材もいなくなっているという。そのためなまはげ神の質が劣化。接待のお神酒で酔っぱらって、ホテルの女風呂に乱入したこともあった(羨ましい)。どさくさに紛れた痴漢行為もあったようである。

                ハゲ カツラ

 しかし、伝統文化であるこのような奇祭は、無理しても残すべきである。
 このことが幼児のトラウマとなるか、これを糧に成長するかは今のところ誰にもわからない。数百年続いているということは、メリットの方が大きかったのではないか。たとえば、いっときの恐怖が親子のきずなを深める。またなにも刺激を受けず、無菌室で育てられたこどもはいじめに弱い。大人になって丁々発止の交渉などできるはずがない。現代の病的な潔癖社会が、弱者だらけの日本を作り上げる。


 そして世界をみれば、なまはげ以上に怪しい風習はいくらでもある。アフリカの「伝統女性器切除」、韓国の酒「人糞トンスル」、中国の「纏足」、東南アジアの「首長族」などである。われわれからみると残酷極まりないが、その地域では普通の感覚である(ただ「人糞トンスル」は、発酵食品であるから人糞そのものではない。人糞肥料の有機作物と同じ原理である)。

 これらに比べたら、なまはげなどの「来訪神」はまだ生易しい。
 ハロウィンで大騒ぎするくらいなら、このような古くからの日本文化を盛り上げたほうがいい。ハロウィンも、「死者の霊」であるから、由来は似たようなものである。いずれも他人の家にあがりこんで、大盤ふるまいを受ける。子供を脅かし酒食を共にすることができるのは、楽しい風習である。それに、わざわざ仮面を用意しなくても、高齢化とともになまはげは増える。
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