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医療ミス

 ミスをしたことのない医師や病院より、ミスを公表するほうが信頼できる

 先月26日の京都大学病院は、心臓の手術を受けた60代の女性患者が死亡する「医療事故」があったと発表した。手術中のカテーテルを引き抜く際心臓を損傷し、意識が回復しないまま亡くなったらしい。病院長は「カテーテルの使用ルールに不十分な点があり、患者さんがお亡くなりになられたことを重く受け止めている。ご家族に深くおわび申し上げます」と話している。

 京大病院に批判が集中するかと思ったら、ネットでのコメントは逆であった。
≪発表するだけマシだと思う。数々の病院を知ってるがうやむやにしたり隠す傾向の病院が殆どだ。京大にはそういう雰囲気はない。ミスはミスとして謝るから私はそこは評価したい。≫
≪ちゃんとミスを発表したのは、京大の良心だと思う≫
≪手術に完璧なんてない。どんなに優秀な医者であっても、手元が狂ったり大なり小なりのミスは犯す。生身の人間相手だから想定外の事は必ず起こる≫
≪事故があれば速やかに情報開示を行った京大は信用に値する≫
≪情報開示した京大の対応は素晴らしいと思います。ほとんどはもみ消されてる思います。≫

              ④ハラきり             
              
 私の母親も25年前、病院のミスと思われる事象で早死にした。そのときは原因不明。医者の説明を聞いてもよくわからない。いまにして思えば、入院したとき注射のすぐあと、突然苦しみ出したことが不自然であった。これに限らず、病院は認めなくとも限りなく医療ミスに近いことはよくある。

 医者といえどもミスがないはずはない。ミスでなくても、初心者が行えば不手際による事故もある。ベテラン医師も、はじめはみな初心者である。すべての患者が、ベテランばかりに頼ると、訓練の機会が無くなり熟練医師がいなくなる。

 大切なのは、ミスをミスと認めできるだけ再発防止をなくすように努めることである。ミスを認めなければ、ミスの拡大再生産に陥る。これこそ悪魔の医療機関である。

 われわれは、どちらの外科医に手術して欲しいだろうか。
 ①失敗経験の豊富な、ベテラン医師
 ②失敗したことのない、未熟な医師

 これはどうも、手術しないことが一番である。
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