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介護破たん

 介護職員の給料が安く人手がないのなら、介護される方がその分を支払うべき

 鹿児島県の住宅型有料老人ホーム「風の舞」で、今年の10月から1カ月の間に、入居者40人のうち6人が相次いで死亡していた。亡くなったのは85~97才の高齢女性である。老人の死亡率が高いのは当たり前だが、さすがに1か月6人は多すぎる。死因は、老衰、誤嚥、腎不全ということで、殺人の疑いも持たれている(ほっとけ殺人?)。
 この施設では、この8月に介護職員8人全員が退職し、その後2カ月の間、夜間は施設長がほぼ1人で対応していたという。

 多くの介護施設では、職員の人手不足が叫ばれている。その大きな要因の一つが、賃金が安いことである。職員がいっせいに辞めたこの施設の場合、何か事情があったのかもしれない。ただこの施設の介護職員も時給770円だから、1日8時間20日間働いて、1か月12万3千円。手取り10万円そこそこである。

              金の成る木

 TVインタビューに応じた施設長は、いかにも胡散臭く、なにか穏便している雰囲気がプンプンであった。根は優しい人も、外面が悪いことは多い。これではメディアスクラムの常として、彼は悪者扱いされて、徹底糾弾される恐れがある。このままでは、施設長が自殺に追い込まれる。
 なにしろ施設長は、棺桶に片足突っ込んだ老人40名を、2か月の間、一人で対応していたのである。並大抵の苦労ではない。他の施設を探しても、被介護者を受け入れるところがなかったのであろう。

 そのとき家族は何をしていたのか。姥捨て山のごとく、施設にまかせっぱなしにしていたのではないか。これまで被介護者年金や介護保険料をふんだんに遣っていたなら、腹は傷まない。介護職員の給料が安くて人手がないのなら、本来はその分を余計に支払うべきであろう。1か月5万円も余分に負担すれば、介護職員の待遇も大幅に改善されたはずである。

 もっとも、高齢者から順番に亡くなったことで、家族はほっとしていると思う。もし今度のことで、家族が施設に対し損害賠償などあったら、それこそ韓国民と同じ集り族である。被害者ビジネス弁護士に唆され、馬鹿な真似をしたら、軽蔑するしかない。
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