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台湾脱線事故の車両

 複雑なシステムには必ず何らかの欠陥がある。負の情報はどんどん出すべきである

 先月台湾で起きた脱線事故の車両は日本製だった。この車両をつくった日本車両製造は、車両の安全装置「自動列車防護装置」に設計ミスがあったと発表した。要求仕様では、運転士が装置を切ると管理する指令員に自動で伝わるはずだったのに、伝わらないようになっていたという。

 会社側は「事故原因は当局が調べているので、事故にかかわる話かどうかは何とも言えない」としている。車両の要求品質が満たされていなかったことは確かであろうし、そのことが今回の事故の遠因であったことは間違いない(もちろん100%の責任ではないが)。

              ブラックホール h30.4.21

 産業革命が起こって、まだ300年しか経っていない。たったそれだけの歴史で、人間ごときが100%完璧なものをつくれるとはとても思えない。いまあるどのような製品にも完璧はない。すべて確率の問題である。原発「被害者」の、安全神話に騙されたという言い訳は白々しい。
 ものごとは、失敗を繰り返して完成していくのである。

 したがって事故が起こったとき、メーカーや関係者は、このような負の情報をどんどん出すべきである。ものづくりにおいて絶対はありえない。とくにこのような複雑なシステムでは必ず何らかの欠陥がある。小出しにするようでは企業の誠意が疑われ、イメージの損壊につながる。
 裁判で、原発事故の責任を問われている元東電幹部の言い逃れこそ恥さらしである。
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