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スポーツでの障害補償

 いかに裁判官が、世間の常識からずれているかの証拠である

 ≪バドミントンでダブルスを組んだ味方のラケットが目に当たって大けがをしたとして、東京都内の40歳代の女性がペアの女性に損害賠償を求めた訴訟で、東京高裁(八木一洋裁判長)は先月、ペアの女性の全責任を認めて約1300万円の支払いを命じる判決を言い渡した。(10月29日読売新聞より)≫

 試合で、ペアの女性が相手コートから飛んできたシャトルを打ち返そうと、ラケットを振ったところ、ネット際にいた原告の左目に当たったらしい。
 判決では、「原告はプレー中に危険があることを認識しておらず責任はない。被告が100%の責任を負う」、「スポーツであることを理由に加害者の責任が否定されるのであれば、国民が安心してスポーツに親しむことができなくなる」とも指摘していた。

              必死のリレー H30.5.20

 事情がよくわからないが、これだけ見たらだれもが「トンデモ判決」と思うだろう。体を激しく動かすスポーツに怪我はつきものである。いくらなんでも、被告に100%の責任はありえない。原告や場の提供者、相手選手、バトミントンを考案した人、ラケットメーカーにも相応の責任はある。

 それに裁判官の指摘も一面的である。「加害者の責任が否定されたら、安心してスポーツを楽しめない」ことより、「加害者になってしまうなら、安心してスポーツを楽しめなくなる」のではないか。
 この場合、加害者といっても意図した加害者ではない。格闘技のように、反則技を繰り出して怪我をさせるわけでもない。

 これに限らず、裁判ではわれわれの常識に合わないおかしな判決続出している。如何に裁判官が、世間の常識からずれているかの証拠である。そもそも、裁判官個人の心象で判決できる仕組みがおかしい。このような事件こそ裁判員裁判が必要ではないか。


 もっともこの場合、原告を憎んでいた被告が、わざとラケットをぶつけたとも考えられる。
 あるいは、保険金が絡んでいた可能性もある。どちらかが傷害保険に加入していて、被告の罪が確定しなければ保険金が支払われない仕組みになっていたのかもしれない。保険金支払いのために歪んだ判決を出したのなら、それこそ問題である。


(追) 
 今日韓国では、戦時中に日本本土の工場に動員された韓国人の元徴用工4人が、新日鉄住金に損害賠償を求めた訴訟の上告審で、大法院は個人の請求権を認めた控訴審判決を支持し、同社の上告を退けた。
 隣の国の裁判所は、日本よりもっとひどかった
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