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安田氏バッシング

 帰国した途端逮捕されたら、安田氏に対する国民的バッシングも和らいだはず

 3年半前にシリアで拘束された、フリージャーナリストの安田純平氏が解放され、先日帰国した。拘束中は、水浴びができなかったり狭い場所で監禁されたり、ひどい虐待を受けたという。監禁場所が特定されることを恐れ、日本人であることや実名を明かすことは禁じられていたともいう。
 安田氏の解放・帰国について、いくら行動に問題があっても、長年人質になっていた同胞が解放されたわけであるから喜ばしいはずである。本来なら今ごろは日本中が歓喜に沸いている。

 大方のマスコミの記事は、比較的冷静に取り扱っている。好意的ともいえる。考えてみれば、いくらフリーと言えど安田氏の仕事は、記事を書いてマスコミに販売することである。いわばマスコミの仕入れ先である。その仕入活動の一環で拘束されたのであるから、責任の一端はマスコミ自身にある。マスコミが安田氏の問題行動を咎めることは、自らを否定することになってしまう。そのため、「識者」のコメントを引用するなど、必死に「自己責任論」をけん制している。
 たしかに誰も知らない悲惨な状況を、世界に紹介することには意義がある。そのことで救われる命があるかもしれない。

              三途の川

 しかし国民の間では、そのような声はまったく聞こえてこない。安田氏へのバッシング、自己責任論が飛び交っている。とくにネットでは、擁護論はほとんど見られない。

 ≪どの面さげてノコノコと、って表現がピッタリ≫
 ≪日本人誘拐の相場が決まってしまったことが大問題。≫
 ≪大変だった感をアピールする為に髭もそらず髪の毛もボサボサにしているのでしょうか≫
 ≪日本にはまだまだ沢山被災されて大変な生活をされている方もいます。あなたの身勝手な自業自得の行動やテロ犯に渡った資金を思うとお風呂に入らなかった、狭い所にいたなど、誰も同情などしません。≫
 ≪今回の一件で他国に大きな借りを作った上、世界中のテロ組織に対して日本人を拉致れば第3国が金を出すことが証明された≫

 これだけ厳しいコメントが並ぶのは、今回明らかに3億円以上の身代金を支払ってしまい、これからの身代金ビジネスを助長するようになってしまったからである。不用意に野生動物に餌付けし、鳥獣被害を加速させるようなものであった。
 もっと悪いことには、安田氏の誘拐が、いかにも自作自演のように見えることである。

 さらに現代社会では、わざわざ記者が危険地域へ行かなくても、現地の住民がSNSで詳しい情報を発信してくれる。むしろ胡散臭いジャーナリストの見聞きしたものより、よほど信用できる。
 そもそも日本国民には、そんな情報に対するニーズがない。あったほうがいいとは思うが無理に押し付けてはいけない。

              天国への花 H27.8.3

 ではどうすればいいのか。
 安田氏のような行動をとる人には、何らかの罰則を与えるべきである。明らかに彼自身の意思で国民に迷惑をかけているからだ。一定地域への渡航禁止など、法律を無視したものが刑罰を受けるのはあたりまえである。すべての自由には制限がつきもので、蛮勇と勇気は異なる。社会人はその程度を見きわめる必要があるはずだ(だから大麻吸引や飲酒運転は罰せられる)。

 今回、もし安田氏が帰国した途端逮捕されたなら、逆に政府批判が高まり、安田氏に対する国民的バッシングは和らいでいたのではないか。私が安田氏の立場ならそのほうがいい。日本の刑務所は、拘束生活に比べたら天国である。
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