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豪遊視察

 行政の邪魔しかしない議員の方が、はるかに問題である

 今年の6月から7月にかけ、北九州市議8人が欧州を7泊8日で視察訪問した間に、番組が確認した視察時間は、9時間しかなかったという。スペインでは、多くの議員がビールやワインを飲んだり、買い物をする様子が映像で確認された。
 このことがフジテレビの番組で放送されると、市民から苦情が寄せられ、今後の視察は見送られることになった。

 これまでもさんざん、地方議員の視察の内容が問題になっていた。とくに海外視察では、「旅の恥はかき捨て」とばかり、税金を遣って豪遊し、市民の顰蹙を買っていた。実際に証拠の映像が拡散されたことはあまりなかった。

              貧困女性 

 しかし、やみくもに視察を廃止することはない。外の実態を把握することは大切である。
 そもそも、「視察」とはなにか。なにもわざわざ現地へ飛んで行って、会議室や課題の現場に集合し、形式的な担当者の説明を聞くことだけではないはずである。教室での集合講義より、実際に各地を回って人々に溶け込み、現地市民の行動や暮らしぶりを目の当たりにした方がいい。そのためお金を払って買い物をしたり、飲み食いすることは極めて有効である。「貧困女性の実態調査」など、思い切って虎穴に飛び込まなければわからないことはたくさんある。


 それでも市民感情からは、しっくりこないであろう。
 ではどうしたらいいか。
 ひとつは「視察」という名前を廃止し、「慰安会」とする。議員だって慰安して欲しい。これなら目的が異なるし、慰安のために予算をつけるかどうか、あらかじめチェックすることができる。本腰を入れた慰安の方が、本物の「視察」ができるかもしれない。
 あるいは、実態に応じて自己負担とする。これなら、9時間分だけ税金による視察でも構わない。自己負担がいやなら参加しなければいい。普通なら自己負担分は、給料から天引きして積み立てる。

 そもそも我々は議員に何を期待しているのか。行政のチェックと住民の生活向上である。
 「視察」で豪遊するより、「休まず・遅れず・働かず」の議員がいたら、その方が100倍問題である。さらに行政の邪魔しかしない議員はたくさんいる。彼らこそいないほうがいい。
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