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廃業の増大は悪か

 起業した人が廃業するのはカーボンニュートラルのようなもの

 昨日、中小企業診断士協会の資格更新研修に参加した。
 じつは昨晩、長岡のとある温泉で、かって所属していた山岳会のOB会があった。お世話になった方もいるので、ぜひ参加したかった。みな高齢なのでたぶんこれが最後かもしれない。会の活動も終焉である。残念だが、研修終了時刻から間に合いそうもないので欠席した。
 4~5年前には、最後のつもりで駆け付けた。あの時は研修の方をずらした。

              飲むイヌ

 ところで、研修の中身も高齢化と事業承継がテーマであった。日本では、60才以上高齢の経営者のうち40%は、後継者がいないか、廃業を予定している。しかも廃業を検討している企業のうち60%が黒字である。これらの企業は、必ず無形の資産を持っており、それを潰してしまうのは惜しい。このような涎の出そうな企業は、それなりの人が引き継ぐ仕組みが必要である。



 しかし、個別の内容はすべて異なる。
 黒字の企業でも、たまたまアベノミクスが当たっただけで、そのビジネスモデルが普遍的かどうかは怪しい。パチンコ出玉がある程度溜まったところで、潮時を探しているようなものである。欲にかけて、もうひと頑張りすると、スッポンポンになりかねない。

 また、日本社会は本格的な少子化を迎え、構造的な人手不足がはじまっている。サービスを受けるだけの高齢者が増えるあと30年、この状態は変わらない。廃業した会社から流れた人材を活用することができれば、むしろ廃業の増大はチャンスである。むしろ人口減少時代にあって、いま開業率が廃業率を上回っているのが異常である。2016年度は2%も多かった。もしかしたら、最後のあだ花か。

 さらに、私のような個人事業主は、仕事の内容が属人そのものなので、代表者が辞めたら事業もストップする。一匹狼の士業や機械設計者などには、このような事業所が多い。これらを承継するのは、クローンをつくってもできない。
 個人事業主に限らず、起業した人が廃業するのは仕方がない。カーボンならぬ事業ニュートラルと思えばいい。また廃業しても、何らかの仕事は続けるべきである。
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