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サマータイム

 サマータイムは百害あってスズメの涙ほどの利益しかない

 政府は、東京五輪・パラリンピックの猛暑対策として、サマータイム制度の導入について検討を行っている。
 サマータイムは、経産省によると、つぎのように説明されている。
 「昼の明るい時間が長い期間(例えば4月~10月)、全国の時刻を標準時より1時間進める制度。起床・就寝、労働時間はこれまでどおりで、明るい夕方の時間が1時間増え、その時間を有効に活用できる。夕方の照明や朝の冷房用電力等が節約される。」

 すなわち、サマータイムのメリットは、①経済活性化、②余暇の充実、③照明の節約である。朝早く活動して、夕方以降の余暇時間が増えれば、多少の経済効果はあるかもしれない。もちろん、オリンピックで酷暑の時間をさけようという狙いもある。
 だがこれらは、ただ時間をずらすだけで解決できる。
 すなわち、サマータイムのメリットと言っても、納得できるものはひとつもない。

             湯布院
 
 サマータイムはデメリットの方が多い。
 例えば10年前、日本睡眠学会は反対する声明を発表している。サマータイム導入で早起きになる一方で「早寝」にはなりにくく、睡眠時間が短くなって健康被害につながるという。

 また産業界では、多くの不都合が指摘されている。
 食品業界では、賞味期限の廃棄ルールの変更や、そのためのシステムの変更が必要になる。軽減税率やらなんやら、わけのわからない仕組みが増え、世の中は大混乱に陥る。

 もちろん悪影響はあらゆる社会・産業に及ぶ。あちこちで遅刻やカン違いが発生する。なにしろ高齢者は変化に弱い。
 さらにサマータイムが導入されると、深刻な「2020年問題」が発生する。コンピューターシステムの改良、修復には多大な工数を要する。貴重な管理者やIT技術者をサマータイムのために貼り付けることは、日本経済の大損失である。

 それこそ、サマータイムは百害あってスズメの涙ほどの利益しかない。こんなものが採用されたら、天下の悪法、日本の恥さらしである。逆転思考の私でも、サマータイムだけは乗り気になれない。
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