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スポーツ指導と暴力

 本物のパワハラに比べたら、スポーツ界の暴力などハエが止まったようなもの

 体操界をめぐる暴力とパワハラ問題が、連日ワイドショーを盛り上げている。体操の宮川紗江選手のコーチ暴力に始まった騒動が、塚原女子強化本部長とその夫の光男副会長のパワハラ問題に発展した。同じような事件が最近、アメフトやレスリング、ボクシングなどで相次いで発覚している。
 つい先日のプライムニュースで、これらの問題について取り上げていた。

 この番組で、すべての参加者が異口同音に主張していたのはやはり、「指導に暴力は絶対にいけない」ということであった。指導者は理論的な言葉で説明すべきであって、手を出すのはもってのほかだという。

            あっぱれ H28.12.5

 しかし世の中には、言葉や文字で表現できない「暗黙知」が山ほどある。多くの指導者は、その言葉にならない知恵を、如何に選手に伝えるかに苦労している。しかもたいていの指導者は、言葉での表現力に乏しい。

 速水コーチも、5日の会見の一部を聞いた限り、かなり口下手である。思っていることの半分も表現できていない。公開された、速水コーチが宮川選手をひっぱたいた動画はまさにそのものである(私はできないからやれる人を尊敬する)。なにもしないコーチより、100倍まともである。
 世間には、このTV番組に参加しているコメンテーターのような、口車のうまい人はいない。言葉で説明できない人は、体で教えるしかない。なかにはそれを求める人もいる。LGBTSMの人権と多様性は大事にしたい。そのことを宗教だというなら、その自由は憲法で保証されているはずだ。



 そもそも、世の中のパワハラや暴力指導は、スポーツ界だけではない。物理的な暴力より怖いのは、ブラック組織のパワハラである。これに比べたら、スポーツ界の暴力などハエが止まったようなものである。

 その万年ブラック組織の代表が大学やマスコミ界である。番組コメンテーターの一人松原隆一郎氏(東大名誉教授)こそ、他人ごとみたいなコメントより、自らの組織のブラックぶりを披露して欲しかった。
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