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ボランティアの出番

 行政はボランティアをあてにして、政策や復興を計画すべきではない

 山口の幼児行方不明事件をたちどころに解決した、「スーパーボランティア」の尾畠春夫さんが、国民に感動を与えている。幼児の命を救ったことに加え、20年以上にも及ぶボランティアの実績を中心とした彼の生き方や言動も絶賛されている。
 一切謝礼を受け取らないところは、神様・仏様を超える。生活はわずかな国民年金で充分だという。

 他の悪口を一切言わないところもすごい。捜索を始めるときに、警官から厭なことを言われたと思うし、不明になった幼児の家族に対しても思うところがあるはずである。それでも警察の感謝状を素直に受け取り、幼児家族に対しては、「穏やかな家庭に育てられた」と褒めてさえいた。煩わしいマスコミにも、繰り返し丁寧に答えている。
 尾畠春夫さんの座右の銘、「かけた情けは水に流せ、受けた恩は石に刻め」を聞いて、自分が恥ずかしくなった御仁は多いのではないか。『かけた危害は水に流し、受けた恨みは石に刻む』人のおかげでみな苦労している。

 尾畠さんに、多くの人が触発され、ボランティア参加が増えることが予想される。暇を持て余した高齢者が社会参加するのは、非常に好ましい。山に入って行方不明者を探すことはできなくても、災害ボランティアや祭りの手伝いならできる。災害義捐金も増えると思う。

              じじいの決死隊 H30.7.28
 しかし、これはあくまでわれわれ国民の立場である。
 政治は、ボランティアをあてにして、政策や復興を計画すべきではない。ボランティアはあくまで、行政の隙間を埋めるため、自発的に行うものである。とくに地震や水害などは、これから年中行事のように起こる。その復興の備えは、あらかじめ整えておく必要がある。人命救出とインフラ整備である。

 具体的には、まず現在の自衛隊員を2倍にする(増えた分は60歳以上のジジ・ババでもいい)。3.11のとき、10万人もの自衛隊員を災害救出にあて、日本の防衛が疎かになったことがあった。そのときを境に、中国の尖閣侵入が頻繁になったことを忘れてはいけない。
 また建設要員を倍増して、インフラの整備と災害時の復興体制を整える。毎年の建設投資を倍増し、建設業従事者の待遇をアップすれば業界は拡充する。


 ボランティアの出番は、そこからである。水害後の泥掻きやがれきの始末など、各戸ごとの支援はボランティアが適している。また、無くていいがあったほうがいいもの、例えば道路わきの花壇の手入れや町内会の世話役、運動会の準備など、ボランティアしかできないことは山ほどある。
 年金の半分は税金である。年金を貰っている人は、半公務員として何らかのボランティア活動に参加する。理想はそこでピンコロ逝くことである。そうなれば、勝ち逃げ高齢者として目の敵にされることもなくなる
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