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阿波踊り内紛

 地域の権力争いなんかで、阿波踊りイベントは絶対に無くしてはいけない

 4日間続いた徳島の阿波踊りが終了した。期間中の人出は、これまでで一番少ない108万人だったそうだ。わざわざこんなことを書くのは、昨年からこの踊りの主催者である観光協会や徳島新聞の内紛がマスコミに取り上げられ、どのような開催になるか危ぶまれていたからである。

 報道によれば、累積赤字4億円の責任をとって観光協会が解散し、代わった徳島市と徳島新聞が主催したという。それでも、有力な踊り手団体とのコミュニュケーションが取れておらず、演舞内容の変更もあって対立が表面化していた。この件では、地方の有力紙である徳島新聞と市長の癒着などが報じられている。ただ、地域の情報の大半を握っているためか、事実の大半は表に出てこない。

            なんじゃらの舞 H30.8.04

 しかし4億円の累積赤字といっても、数十年ぶんのことである。1年あたりせいぜい1000万円。その都度処理していけば、大した金額でなかったはずである。
 それよりこのような公金を、いい加減に扱っていたことが信じられない。
 私の地域では、町内会、地域の集まりや親睦団体でさえ、会計担当は支払いの1円に至るまで領収書を残す。一晩限りの同窓会でも、きちんとした会計報告しなければ、疑いの目で見られる。祭り赤字の内容がわからないということは、阿波踊りの主催者は、その杜撰なお金の管理をいままで放置していたということである。

 だから、その収支計画と実績を明らかにするだけでこの問題は解決する(それができない闇がある?)。
 それに、阿波踊りイベントを黒字にするだけなら、専門家としての提言はいくらでもある。TVワイドショ―コメンテーターの無責任な床屋談義では、話にならない(もっとも、いくら世界的に有名な阿波踊りでも、年に4日間では地域経済への波及効果は限られる。宿泊施設をつくるには非効率すぎるし、飲食や土産物の販売も限定的である)。

            金は天下の廻りもの H27.9.26

 そもそもこの件では、累積で4億円程度の赤字が問題なのではない。このようなイベントで、直接黒字を出す必要などないはずである。いまでも経済効果だけで毎年100億円といわれる(例年は130万人が一人8000円遣う?)から、10億円単位で税収が増える。それに、踊り手、観光客と地域が一体になって盛り上がる、コミュニュティ効果は大変なものがある。

 さらに、徳島のようなレベルの高い阿波踊りは、もう徳島でしかやれない。伝統のある徳島の地でさえ、阿波踊りの練習や祭りのときの騒音苦情が頻発しているという。他の地域では、自己の権利意識だけが増長したモンスターが、騒音観光公害として、絶対に許さない。

 だから地域の権力争いなんかで、徳島の阿波踊りイベントは絶対に無くしてはいけない。阿波踊りの無くなった徳島は「生きる屍」と化す。徳島だけでなく、祭りを無くした地域は、2度と立ち上がれない。
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