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東京医大不正入試

 多額の教育投資を受けながら、医師の道を全うしない人をふるい落とすほうが合理的

 文科省の私立大支援事業を巡る、局長の不正入試汚職事件が、思わぬ展開を見せている。
 不正の舞台となった東京医科大の入学試験で、男女差別を行っていたということが報道され騒ぎになった。女子受験生は、一律入試の点数を減点され、男子受験生が有利になるような操作をしていたという。そのため本来ならこの大学では、半数以上が女子学生になるところ、15%程度しか女子学生がいない。

 たしかに公正な採点基準を信じ、受験し不合格になった人は面白くない。男女を平等に公募しておきながら、採点のときにゆがめてしまうのは、明らかに公平性に欠ける。男女の採点基準が異なるなら、あらかじめ公表しておくべきであった。P・C(ポリティカル・コレクトネス)患者にそういわれれば、反論するのは難しい。

              美人薄明

 しかし男女の差別入試は、いまはじめて世間が知ったことではない。かなり昔からわかっていた。私の耳に入っていたくらいだから、入試の当事者をはじめ、関係者の間では常識だったに違いない。受験者と合格者の男女割合を見れば、すぐわかるはずだ。なぜ今ごろ、取ってつけたように騒ぐのか(不正入試コンサルタントと野党議員との癒着を隠すため?という人もいる)。

 つまり医師一人養成するには、膨大な費用がかかる。当然、何割かは税金である。多額の教育投資を受けておきながら、卒業しても医師の道を全うしない人をふるい落とすほうが合理的である。ようやく、このような現実的な擁護論も出始めている。
 だが、いまのままではまずい。

 では、どうしたらいいか。
 あらかじめ、男女それぞれの定員を定めておく。それに例えば、3日間徹夜して問題を解かせたり、実技で筋力や瞬発力を比べてもいい。そうすれば男女にかかわらず、たくましい人たちが医師になることができる。もちろん入試選抜の具体的方法については、もっといい方法があるはずである。入試は学力がすべてではない。


 そもそもこれ以上医師が増えてどうするのか。まちがいなく医師が増えた分、病人が増える。一番いいのは、まず医大を半減させることである。
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