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中国と日本の弁護士

 日本の弁護士は、無理に「弱者」を探しだし利権を拡大することで、生き残りをはかろうとしている

 珍しくNHKで、中国当局を批判した番組を観ることができた。7月のNHKスペシャル「消えた弁護士たちー中国“法治”の光と影」である。中国の数少ない「人権派」弁護士たちが、つぎつぎと拘束され、あるいは資格をはく奪されている。
 番組では、当局の立ち退き要求に苦しむ住民を弁護し拘束された弁護士の妻や、応援する弁護士への圧力を描いている。トランプ大統領が中国を訪問した際は、妻が余計な行動をしないよう軟禁状態にした。当局が探してきた愛国住民たちを、件の弁護士の家の周りに集め、集団で「非国民」と言わせている。

 社会を改革し人々の生命と財産を増やすためには、日本のように、頑なに個人の権利(人権)を守っていてはなにごとも進まない。つまり現代中国の経済発展は、このような住民の犠牲の上で進められてきたのである。それなり犠牲がなければ、いまの中国の発展はなかったはずである。

              路傍の一物

 では日本ではどうか。この番組で取り上げられたような人権派弁護士は、日本にはいなくなった。もちろん日本にも人権派弁護士はいるが、中国の人権派弁護士とは似て非なるものである。内容に天と地の違いがある。

 まず日本の弁護士は、普通の住民と行政との間の困りごとに出る幕がない。弁護士の前に行政側が遠慮して、住民側の我儘を許しているからである。だから日本の「普通」の弁護士は、民間の間のトラブル、離婚や遺産相続などに係る。
 それなら日本の「人権派」弁護士はなにをするのか。

 日本の人権派弁護士は、無理やり社会の「弱者」を探しだし、その利権を拡大することで、生き残りをはかろうとしているのである。高金利サラ金の取立て被害者を「救済」し、大手消費者金融業者を壊滅させた。それはいい。その仕事が無くなると、3.11後の原発住民を追い掛け回し、無理やり「自発的避難民」をつくりあげた。
 あるいは杉田議員の論文を曲解し、LGBTを弱者に仕立て上げようとしている。

 この「弱者」は普通の人ではなく、日本の中で異質な人である。在日とかアイヌは、最も適している。或いは中国や韓国人の権利を守るほうが、人のよい日本人からカネをふんだくれる。モンスターペアレントを被害者に祭り上げ、無実の加害者を恫喝する弁護士までいる。
 日本では、そのようなトンデモ弁護士が、人権派として幅を利かせるようになった。まさにアメリカ法曹界の悪いとこ取りである。もし中国に、日本やアメリカの人権派弁護士がいたら、拘束どころかたちまち死刑になる。
              バカにする犬
 ところで、中国様の意向べったりのNHKが、なぜ中国当局を責めるような放送を流せたのであろうか。中国側のお許しを得ずに、NHKでこんな放送ができるはずがない。

 もしかしたら、日本はおろかアメリカをも、国力で追い越そうとしている中国の、開き直りなのではないか。
 たとえば日本では、毎年災害によってたくさんの命が失われている。中国では、危険なところの民家は、あらかじめ強制退去させる。ある程度住民の人権を犠牲にすることで命を守る。マキャベリの理論を地でいっている。

 つまりアメリカや日本のごとく、おかしな「人権」がまかり通る世界と、どちらの社会が住みやすいかを問うているのである。制度疲労して綻びの目立つ民主主義国家と、独特な形で構築される共産主義国家の戦いである。勝負が決着するのは、100年後である。
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