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小浜のまちづくり 技術士交流会研修より①

 ゴミしか持ち込まれない観光地になるのでは、却って住民迷惑である

 昨日、福井の技術士交流会研修会に参加。「小浜のまちづくり―社会実験」と、「中国の都市-地域づくり動向」についての講演を聴いた。近年は、技術士研修でも社会全般についての内容が多い。技術士といってもいろんな分野がある。これまでのチマチマした計算式の羅列では、ちんぷんかんぷんであった。みんなわかったふりをしていただけである。
 もっとも、昨日の講義もよく分かったとは言えない。それぞれ1時間の講習にしては、あまりにも情報量が多すぎた。無理に詰め込みたがるのは、お役人の性なのであろう。
 本ブログでは、その一部だけ紹介する。

            愛宕坂展望台より欠落白山連峰 H28.2.11

 「小浜のまちづくり―社会実験」は、平成26年に全線開通した舞鶴若狭自動車道の、重要拠点である小浜市への影響を調べたものである。国交省の支援と小浜市による。
 小浜では、ICの近くに「道の駅」をつくり、駅近くの「まちの駅」、海岸にある「海の駅」を数キロ以内で結び、若狭おばまSSA(スローサービスエリア)として活用している。とくに「おばま道の駅」は、高速道路を下りたところにあるにかかわらず、電子カードを使うことで、高速SAと同じような機能を発揮できる。それらを中心に、半径5キロ以内には小浜の観光資源がめじろ押しで、そこに観光客を呼び込む算段である。

 社会実験では、高速道路上や近隣の高速SAに案内板を設置したり、手渡しパンフの配布、ユーザーアンケートを収集した。また京都や金沢、敦賀方面からの高速路線バスを実験的に運行し、ニーズ調査をおこなった。またそれらのバスと「道の駅」における小浜周遊バスとの接続などを行った。

 アンケートでは、京都や金沢からの観光客は期待できそうである。無料の社会実験バスと有料運行では天と地の違いがあるが、これから手を挙げてくれるバス運行会社が出てくるかどうか。自動運転バスなら、採算が取れるかもしれない。法改正できれば、高速道路ならすぐにでもできる。

 それにしても、オバマ大統領のときの「オバマを勝手に応援する会」だけだった小浜に、いつの間にか道の駅が3つもできていたとは知らなかった。中国ほどではないが、日本の都市もどんどん変わる。

 ただ残念ながら、小浜にはこれといった宿泊施設がない。いくら観光資源があって人が来ても、稼げるかどうかは別の問題である。奈良のように日本屈指の歴史遺産があるのに、ゴミしか持ち込まれない観光地になるのでは、却って住民迷惑になる。
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