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「かっぱ寿司」の食べ放題サービス

 辛辣コメントの炎上を浴びても業績を立て直せたなら、みごとな経営手腕である

 回転ずしの「かっぱ寿司」が、食べ放題サービス(食べホー)を25日から拡大する、とYAHOO(毎日新聞)ニュースが報じていた。時間帯を定め、ランクによっておよそ1500円から2500円のコースがあるという。完全予約制で、神奈川県の10店舗ほどが対象になる。

 おそらくこの記事は、パブリシティ広告(プレスリリースやインタビューへの応対などを通じてメディアに報道として自社の内容を取り上げてもらう)であろう。無料?でメディアに客観的な記事を出してもらうことで、読者に信頼感を与える。
 もともと「かっぱ寿司」は、大手のすしチェーンの中では、一人負けで経営難に陥っていた。昨年から行っていた時間限定の食べ放題が、やや業績回復につながったと判断し、サービスを拡大したのだろう。
 残念ながら、わが福井では「かっぱ寿司」を見かけないので、行きたくてもいけない。

            河童橋から H18.8.11 

 だが、この記事をみたネット読者の投稿コメントは、
 ≪申し訳ないけど、カッパごときに2500円も出す気になれない≫
 ≪かっぱも終焉かな≫
 ≪それでも行きたくないかっぱ寿司≫
 ≪ネタがペラペラで1貫が小さいんだよね≫
 ≪寿司の質をなんとかして欲しい≫

 このような否定的な内容が延々と続いていた。これら圧倒的なネガティブコメントに加え、つぎのような具体的で辛辣な投稿もいくつかあった。

 ≪かっぱの食べ放題一度行きましたが、レーンには全くお寿司は流れておらず、全てタッチパネルで注文しなければ行けない始末でした。しかも、注文しても直ぐに流れてこないしで、あっという間に時間が来てしまい、本当に二度と行かないと思いました。お会計では、私を含め多数の客が店員にクレームを入れていました。しかし、店員もアルバイト( 苦笑 )どうにもなりませんね。なので、二度と行かない回転寿司となりました。≫

 内容から見て、実体験にもとづき、じつに生々しい。
 ネットで予約する人の何割かは、この記事を目にする。こんなコメントを見たら誰も行かなくなる。
 実際、つぎのような投稿もあった。
 ≪近くに行ける店があるけど、ここのコメント見てたら行く気がなくなった。≫



 広告宣伝のつもりのパブリシティ記事に、既存客の体験コメントでボロクソに叩かれるとは、「かっぱ寿司」も思ってもみなかったであろう。競合店の嫌がらせ投稿もあるはずだが、それだけでこれほど盛り上がるとは思えない。ネットの怖いところである。ふつうここまで叩かれたら事業継続は困難となる。

 このような逆境で、もし今回の食べ放題サービスを成功させ、傾いた業績を立て直せたなら、それこそみごとな経営手腕といえる。
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