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自動運転車によるビジネスモデル

 10年後には自動車を巡るビジネスモデルは大幅に変化している
 
 EV車と相まって、自動運転車の開発が進んでいる。EV車は難しいが、自動運転車は規制が緩和されれば、一気に普及する可能性がある。

 自動運転は、レベル1~5まである。加減速のみを制御する自動ブレーキはレベル1で、完全自動制御がレベル5である。緊急時だけドライバーが操作するレベル3と、レベル5の違いは気持ちの問題が大きい。技術だけならすでに日本車でも自動運転は可能である。むしろ高齢者の運転より安全である。

 2030年には、新車販売の半数近く、レベル4以上の自動運転車になる可能性がある。それほど時間はない。
 自動運転車が普及すれば、整備事業どころか自動車を巡るビジネスモデル全体が大きく変動する。車社会における大変動期になる。

              沈没寸前 H30.3.31

 たとえば「日経ビジネス(2.12)」によると、
①タクシー
 なにしろドライバーが要らなくなる。その代わり車両価格が高くなる。従来のビジネスモデルは全く成り立たない。
②レンタカー
 自動的に車両が迎えに来て、どこで乗り捨ててもかまわない。カーシェリングが非常に便利になる。タクシーや代行運転との境界が無くなる。
③自動車保険
 日本の収入保険料は年間8.3兆円。その半分が自動車保険である。自動運転が普及すれば事故率が激減するため、保険業界に大きな変動が起きる。
④駐車場
 ドライバー不要の自動運転車が増えると、車は長時間駐車しなくてもよくなる。空いた敷地がどのように利用されるか。
⑤車両台数
 そもそも車の稼働率が向上すれば、車両そのものが激減する。何しろ現在、99%が駐車している時間である。
⑥アフタサービス
 事故が激減すれば、修理や部品供給のサービス市場が縮小する。無人運転車にどのような機能が付随するかによっても大きく異なる。
⑦郊外飲食店
 飲酒運転ができるため、郊外でアルコールを提供する店が繁盛する可能性がある。旅館や民宿など、宿泊を伴う業種はどうなるか。
⑧眠っている間に目的地に着けるような睡眠機能、或いはアルコール付きのサービスカーが増える。芸者やホステスと車の中でどんちゃん騒ぎもできる。


 問題はある。
 雪道の運転である。今年2月のような豪雪があったら、さすがに自動運転ができなくなる。もっとも、車両が激減しているので、車のための除雪は容易になるかもしれない。

 セキュリティの心配もある。自動車は走る凶器でもあり、もし運転ソフトが改ざんされたら、悲惨なことになる。安全なはずの車が、いっせいに人間に向かってくるようになったらどうか。AIロボットに起こることが、一足先に自動運転車に起こる。
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