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AIの未来 AI・IOTとは②

 特異点のあと、AIは理解不能な速さで進化し続け、人類の時代は終わりを告げる

 IOTと切り離せないのが、AI(人工知能)である。AI はIOTと結びつき、ビジネスや生活を一変させる可能性を持っている。そこで、「AIまるわかり(野村総研 日経出版社)2017.3月」の記事をもとに、AIについて考えてみたい。

 AIは、ディープマインド社が開発したアルファ碁が、2016年に世界トップレベルのプロ棋士に大きく勝ち越したことで注目された。アルファ碁は、ディープラーニング(深層学習)と呼ばれる、自分で学習しながら「知能」を高めていく技術を使っており、これが現AIのキーポイントになっている。

 そもそもAIで何ができるのか。
 現在この適用領域には、「音声認識」、「画像認識」、「言語処理認識」がある。「音声認識」についてはすでに実用レベル、「画像認識」は自動運転などに必要な動画認識が未熟で、これは研究レベルだという。また「言語処理認識」については、意味を理解して会話をするまでにはなく、まだ基礎研究レベルである。

 それでも、いろんな形で実用化が進んでいる。
 2016年には、グーグルで機械翻訳の精度が人並みに近づくニューラル機械翻訳を開発。フェイスブックやLINEからは、スマホなどで使う音声のチャットボット。アマゾン・エコーなどの、音声サービスも普及しつつある。未完成ながら、つぎつぎと関連商品が世に出ている。

            長流亭 H28.11.06

 もちろん、ロボットとAIとの融合、ロボットによるおもてなし、農業、医療、金融などあらゆる産業にも活用されている。ITを組み合わせた自動車関連事業としては、ウーバーテクノロジーズのライドシェアビジネス、テスラ社のアップデート型電気自動車、ダイムラー社のカーシェアリング、エヌビディア社の自動運転車両用画像処理チップなどが挙げられる。
 またAIを進化させるためには、その分野における膨大なデータが必要であり、そのデータ保有している企業の争奪戦も行われている

 子供が経験から学んでいく知的活動を、AIに置き換えるのはまだ難しい。だが、この開発が進めば、人間の仕事はかなりAIに代替される。コスト的に合うか合わないだけで、ほとんどの仕事がAIに奪われる可能性もある。今後は、国家や企業レベルでも、AIを持つものと持たないものとの格差が大きくなることは避けられない。 

 さらに、未来に訪れると予想される技術的特異点(シンギュラリティ)が問題である。特異点のあと、AIは理解不能な速さで進化し続け、人類の時代は終わりを告げる(亡くなったホーキンス博士が予言)。



 残念ながらAIの分野でも、日本はアメリカや中国に決定的な差をつけられている。その差はいまや歴然となった。
 だがまだ希望はある。ユーザーとしてAIを理解し、積極的に導入しようとする日本の企業が増えることである。ベンダー任せではなく、自らの力で自らの企業に合ったAIを構築できれば、失敗続きだったITの不良資産も回復できるかもしれない。
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