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切れる高齢者

 人生長くなるほど、怒りや恨み辛みの積み重ねが大きくなるからである

 ≪高齢者による暴言・暴力が増えている。2016年版『犯罪白書』によれば、20年前と比べて高齢者の「暴行」は49倍に増加。駅や病院で暴言を吐いたり、乱暴な振る舞いをしたりというケースが増えてきた。(岩崎大輔/Yahoo!ニュース編集部より)≫

 この『犯罪白書』によると、少年や外国人の犯罪はピーク時の1/3にまで減少しているという。だから、細かく統計を取るようになったとか、人口比で高齢者が増えたことだけではない。現実に増えているのである。

 たしかに近隣の会議などに出ても、話の途中で急に怒り出す高齢者がいて、なだめるのに苦労する。何で怒っているか分からないので、周りはおろおろする。なかには、しょっちゅう怒鳴っている高齢者もいる。

            高齢化した胎内くぐり岩 H29.8.10

 記事によると、高齢者の暴言・暴行の原因は2つあるという。
 一つは、老化に伴う脳の機能の低下。つまり、感情の制御や判断力が衰えることで、見境がなくなる。周りから見たら、性格が変わったように見えるかもしれない。私もときどきカッとなり、その感情を抑えることができなくなる。

 つぎに、社会的な環境変化に伴う心理的な要因である。他人との関わりが薄くなることで、不満や不安が溜まりやすくなる。それがちょっとしたことで怒りに転化する。これも分かりそうな気がする。私が暴言で後悔するのは、しばらく他人と接触していなかったあとのことが多い。さすがに、多くの人と交わっているときに暴力行為はやりにくい。


 これらの背景には、高齢者が増えてきて、大事にされなくなってきたことがある。むかしのような希少価値ではなく、二束三文になった。それどころか社会のゴミみたいな扱いをされるようになってきた。このブログでさんざん高齢者不要論を煽る、私のような人が増えた。
 また(私の実感では)、突然切れるにはそれまでの鬱積がある。人生経験が長くなるほど、特定の人やグループに対する怒り、恨み辛みの積み重ねが大きくなる。押える力が弱まるのに対し、吐き出す圧力が強くなるのだから、キレやすいのは当たり前である。


 ではどうするか。
 模範的な応えは、この記事の中で和田秀樹氏が言うように、高齢者に対して、「受容・傾聴・共感」してあげることであろう。
 それでも切れる高齢者はどうするか。
 はやめに死んでもらうしかない。
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