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病院におけるムダ

 病院経営を効率化できたら、社会のムダが少なくなり、人手不足の一部でも解消できる

 昨日は定期の病院通いであった。PSA測定とその結果を聞くためだけに、毎年3回大病院に出向く。いつまで続くのか聞いたら、死ぬまでといわれた。
 それはいいのだが、あまりにも待ち時間が長い。朝8時に病院へ着いて、受付を済まし採血を行う。そこから採血まで30分待つが、これは序の口である。採血後、検査を終えて医師に報告が入るのが、1.5~2時間。そこから診察がはじまる。つまり採血してから、さらに2時間は待つことになる。支払いを済ませて病院を出たのは、とっくに11時を過ぎていた。

 その内訳は、受付(5分)~移動(3分)~採血受付(1分)~検尿(5分)~手待ち(30分)~採血(3分)~≪測定とデータ入力(120分?)≫~移動(3分)~手待ち(120分)~診察(3分)~診察料計算待ち(5分)~移動(3分)~支払(3分)、である。とくに大きい≪測定とデータ入力(120分?)≫は、病院側の工数である。
 ほんの一部の検査のためだけに、半日潰れる。

            花ざかり

 時刻で予約してあるのだから、本来待ち時間はないはずである。それなのに、これだけ顧客を待たせるのは、病院側のオペレーションに問題があるといってよい。

 まず、採血受付から採血までの30分は、完全に順番待ち時間(ロット待ち)である。採血が必要なすべての部門の患者がいっせいに集まるからである。これを解消するには、各部門で採血すればいい。採血自体は難しいものではない。もっと好ましいのは、受付時刻の平準化である。

 問題は、血液の検査時間である。手順がわからないので何とも言えないが、少なくとも検査の正味時間が2時間かかるとは思えない。せいぜい10分であろう。あとはすべて停滞時間であると思われる。ここを改善すれば、2時間も待つことは無くなる。これも受け付け時刻を均すことで、1個流しに近いやり方で停滞レスができるはずである。これがほんとのサービスではないか。すべての患者の待ち時間を、1時間でも短縮できれば、もっと効率のよい社会になる。

              犬は寝て待つ

 さらに、病院へ行っていつも思うのは、異常にスタッフ数が多いことである。患者のピークが過ぎれば、スタッフの方が多くなることもある。これも、患者受付を平準化すれば、3割ぐらい少なくていいはずである。

 現在は、早朝に一気に患者が集まる。その最大数に合わせてスタッフや器具をそろえているとしたら、大きなムダである。予約密度を公表するなど、病院の場合は、患者受付の平準化はすぐできるのではないか。これはどんなサービス業でも当てはまる。
 病院経営を効率化できたら、社会のムダが少なくなり、人手不足の一部でも解消できる。



 もっとも、病院を訪れる患者たちの顔ぶれを観ると、8割以上が時間など気にしないような人たちであった。このような時間つぶし患者に対し迅速サービスをしたら、却って嫌われる。病院には、効率経営などふさわしくないのかもしれない。それに、(今回の私も含めて)患者の半分以上は、本来病院など行かなくてもいい人たちだったのである。
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