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仕事の優先順位 行動力基本動作10か条②

 「行うべき作業を列記し、項目に優先順位を記せ」も整理・整頓の一部である

 「行動力基本動作10か条」のなかに、「行うべき作業を列記し、項目に優先順位を記せ」という項目がある。私はずいぶんこの言葉に助けられた。これを人にアドバイスして喜ばれたこともある。

 40代、私が製造業を経営していたころ。ある人が独立自営したいと相談してきた。私がスピンオフしたのを見て、自分もと思ったのであろう。いきなりサラリーマンが退職して、起業するといっても具体的に何をすればいいかわからない。いまなら、数多の支援機関へ行けば懇切丁寧に教えてくれるし、資金援助まで貰える。
 30年前は、相談するところも限られ、いざ独立開業しようとしても、なにから手を付けていいかわからなかった。退職の手続きから、起業のための法的手続き、資金や労働力の確保、同業者や顧客とのコミュニュケーションなど、それぞれかなりの準備が必要である。

 会社を辞めて私のところへ相談に来た人は、なぜか非常にあせっていた。やることが多すぎて、何をどうやっていいかわからなかったからである。完全なパニックである。

 その彼に対しアドバイスした言葉が、先の「格言」である。これをもとに、いくつか具体策を提示しただけで、安心して帰って行った。とにかくパニックが治まれば、冷静に物事を進めることができる。

              ゴロツキ 唐変木

 もちろん私自身も、いろんな仕事(仕事だけではないが)が積み重なって、にっちもさっちもいかなくなるときがある。ひとつの仕事を終える前に、つぎつぎ何かを押し付けられる。たいてパニックになって、周囲に当たり散らす。やけくそで酒浸りになればなるほど、事態は悪化する。

 その場合、「行うべき作業を列記し、項目に優先順位を記」すだけで、不思議と心が安らぐのである。たくさん重なった仕事を並べてみると、どうでもいい仕事や断ってもいいもの、他に任せるべきものが必ず出てくる。時間をずらすだけでもいい。不安になるのは、どこまでやればいいのかわからないことである。それが整理・整頓されるだけで癒される。

 したがって、「行うべき作業を列記し、項目に優先順位を記せ」も、整理・整頓の一部である。仕事はすべて、整理・整頓なのである。
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