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塩漬け預金

 金融機関には、受取先の無い預金や預かり国債がたっぷりと滴り落ちている?

 先日女房にしつこく勧められ、銀行預金を国債購入に回した。国債の取次会社のキャンペーンに釣られたようである。それはいいのだが、証券会社を通して国債を買っても、銀行預金のように通帳や証書があるわけではない。手元には何も残っていない。かろうじて、毎年の金利報告があるだけだという。

 そうなると、そのうち証券会社にお金を預けたかどうかわからなくなる。健忘症が進めば完璧である。通帳のありかさえ分からないのに、ペラペラはがきが重要とは思えない。まして私が死んだら、子供たちが目を止めることはない。10年もすれば影も形もなくなる。おそらく私が買った国債は、闇に葬られ、件の証券会社の資金源になる。お金の管理がずさんな人は多い。私の国債などたいしたことないが、日本中では膨大な金額になるはず。
 
              金が飛んでいく

 この低成長の日本で、証券会社や銀行が利益を挙げる手段は限られている。もともと日本では、経済成長分の利益はすべて、これら金融機関が吸収していた。証券会社の利用者は、経済成長分より手数料が高いということを知ってしまった。そのため、金融機関は売買手数料で儲けることができない。
 最大の稼ぎ頭を失った今、金融機関はどうやって食いつないでいるのか疑問であった。

 そこから、銀行や証券会社は、受取先の無い大量の預金や預かり国債のキャッシュで潤っているという疑惑が生まれる。1500兆円とも言われる個人の金融資産の10%でも、150兆円になる。実際はその数倍あるに違いない。それが毎年10兆円は増える。だからあんなに羽振りがいいのである(たとえば大手金融機関の企業年金など)。

 お金より信用力のない商品券でも、未使用分が平均8%ある(実態はそれ以上?)。どんなものにもロスはある。預金や国債は全体が膨大なため(5000兆円)、ほんの数パーセントでも相当な金額になる。それは必ずどこかに滴っている。もちろんトップシークレットである(あるいは公然の秘密?)。まさかと思うが、合理的に考えるほど疑わしくなる。否定すればするほど怪しい。金融機関はそれを誤魔化すのが最大の仕事だからである。

 もっとも、よく考えれば誰も損していない。気が付かなければ、知らぬが仏である。私のように、わずかの金額で右往左往する人だけが騒ぐのである。
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