FC2ブログ
RSS

食品廃棄物(7月9日)

 これからは、高級な食材を少しだけ食べるようにする。経済や環境、健康にもいい

 2011年の国際連合食糧農業機関(FAO)の調査によれば、全世界で毎年、生産された食料の1/3およそ13億トンが廃棄されているという。とくに先進国においては、消費段階での割合が高く、その廃棄量(2億2200万トン)は、南アフリカの食料純総生産量(2億3000万トン)とほぼ同量ということである。

 わが国では、年間1900万トンが廃棄され、その半分が一般家庭で捨てられている(2008年農林水産省による)。これが食糧自給率を、押し下げている。もっとも、この1900万tの中には、魚の頭やスイカの皮、カニの殻など食べられないものも含んでいる(無理して食べられないこともないが)。
 その家庭で捨てられる食品廃棄物のうち、「過剰除去」が、じつに半分以上を占めているそうだ。たとえば、大根の皮の厚むきや食肉の可食部分と判断される脂肪の除去などである。これは、調理技術が未熟なためと言われ、外食産業では、この「過剰除去」は少ない。食品ロスの観点からは、外食や惣菜を買ったほうがいいということになる。

                最後の晩餐 H28.515

 「残さず食べる」は、どの国でも、しつけの基本である。しかしそれよりも、「お皿に盛り過ぎない」「料理をつくり過ぎない」「材料を買い過ぎない」ことを、1人1人が実践すれば、大きな効果が生まれる。すなわち問題はつくりすぎである。できてしまったものは、ムリして食べるほうが害は大きい。大量に排便するか、腹に脂肪がたまり、成人病の原因になる。

 われわれは、どうしたらよいのか。
 高級な食材を、少しづつ食べることに尽きる。とくに年寄りにはおすすめである。
 
 たとえば、日本酒。これからの造り酒屋は、本当にうまい酒だけを、きちんとつくるようにしたらどうか。私のような酒飲みでも、安酒をがぶ飲みするのはもうおしまいししたい。わけのわからない酒を大量に飲むより、少しくらい高くても、おいしい酒でほろ酔いのほうがよほど幸せになれる。

 今まで、ムリしてまずいものを飲んでいたのを、我慢しなくてもよくなる。安酒だから人に無理強いする(ほんとにうまかったら、人には薦めない)。そうなると、1升1800円以下の安酒は淘汰されるであろう。
 やはり「飲み放題2000円」こそ、ムダの親玉であったのだ。
スポンサーサイト



トラックバック
トラックバック送信先 :