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ハラハラスメント②

 現代のハラハラ弾劾は、毛沢東やスターリンの大粛清に匹敵する魔女狩りである

 財務省の福田次官への財務省の対応が問題になっている。本来なら、ハニトラを仕掛けたほうが裁かれるはずなのに、なぜか反対側が断罪されている(福田次官の「セクハラ発言」は、記者のしつこい質問をはぐらかすためだった可能性が大きい)。次官を攻撃しているのは野党やマスコミ、増えすぎた弁護士である。疑惑だけで職を退かせた上、プライバシーの蹂躙をやってのける日本は、まともな社会と言えるのであろうか。

 たしかに悪代官面した福田次官より、若くて美しい記者の肩を持ちたくなるのは人情である。またTVメディアや野党は、政局がらみだから、問答無用で福田次官を咎める。彼らは、財務省の対応(セクハラ被害に遭ったという女性の意見を聞きたいといったこと)や、次官をかばう人を「常識からかけ離れている」と言って非難している。
            深みにはまる H30.2.09
 しかし、見てくれで人を判断するなど、人道上許されることではない。
 それに世間の常識とはいったい何か。
 常識は、決して野党やマスコミの頭の中ではない。今回のセクハラについて、国論は2分している。精神病院の塀を挟んで、お互い相手がビョーキだと叫んでいるだけではないか。どちらが正しいかは、後世の歴史家が証明する。騒動の時代渦中にいる人は客観的判断ができない。

 では、どんな歴史上の評価になるか。
 全体主義国家では、毛沢東の大躍進・文化大革命やスターリンの大粛清で、膨大な人材が抹殺された。いまもその兆校は続いている。一方、欧米や日本のような民主主義国家は、政治権力ではなく、マスコミ権力によるハラスメント弾劾で、トップ人材が追放されている。世界では相当な規模になる。少なくとも多くの人は委縮して、まともに仕事ができなくなった。
 後世の歴史家は、どちらの魔女狩りを、より悪質と見なすであろうか。少なくとも、粛清の嵐が吹き荒れている現代の民主主義社会を、いい時代だったとは評価しない。
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