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トヨタ方式を書いた本 トヨタのカタ①

 トヨタの優位性は、改善と適応のための組織的ルーティンである

 久しぶりに、2冊ものづくりの本に目を通した。いずれも、トヨタ方式をベースとした生産性向上のための書籍である。ひとつは、日本のものづくりの権威である藤本隆宏氏(東大)が監修した「ものづくり改善入門」。もう一冊は、マイク・ローザ―氏(リーン生産コンサルタント)の「トヨタのカタ」である。

 前者は、昨年から福井でも実施されている、「ものづくりインストラクター養成講座」のテキストでもあり、トヨタ方式をベースとしたオーソドックスな教科書である。とくに新しいことが書いてあるわけではない。(実際の現場に適用できるかどうかは別として)工程分析、コスト管理、品質管理など、基本的な知識の習得には役に立つ。ものづくりを始める人にとってはもちろん、長年ものづくりに携わってきた人にとっても、基本にもどる意味で、近くに置いておきたい本である。
            勉学に励む
 後者も、トヨタ方式をベースとしたものづくりの考え方を示す本である。トヨタの経営手法を、これまでのどの研究より、深く掘り下げていると自称している。過去20年以上、多くの人がトヨタの優れた経営手法としくみを研究し、書籍として示してきた。だが、ほとんどうまくいっていない。トヨタのやり方が、根本のところで理解できていないからである。豊田の幹部でさえうまく説明できないという。この本ではその根本を抉っていく。
 
 一言で言えば、トヨタの優位性は、定量的・財務的目標管理ではなく、改善と適応のための組織的ルーティンだそうだ。なんだかわけが分からないが、400ぺージのこの本を熟読すれば、少しは理解できるかもしれない。
 次回②では、その内容をまとめてみよう。
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