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270年前の「回復」

 原爆を2発も落とされた国は、どこよりも「回復」する権利を持っている

 明治維新のとき、官軍と賊軍に分かれて内戦が行われた。欧米列強が虎視眈々と日本を狙っているなかで、なぜ国内で争わなければならなかったのか。それが不思議だった。徳川慶喜が大政奉還をして、江戸城を無血開城した。それで充分ではないか。そこから先は余計であったろう。とくに会津白虎隊の悲劇は、日本人の心を揺さぶる。

 これについて、先週のフジTVプライムニュース「靖国西郷合祀論」で、歴史作家の堀雅昭氏は、戊辰戦争は「長州藩を中心とした回復(復讐)であった」と述べており、目から鱗が落ちた。すなわち長州藩は、戊辰戦争を遡ること270年前、関ヶ原の戦いで敗軍の将となった毛利藩の系図である。毛利氏はあの一度の戦いで、領地を縮小され辺境の地へ押し込められてしまった。その後も外様大名として苦労させられた。天皇家により近い立場の毛利氏が、田舎侍の徳川家になぜここまで貶められるのか。その恨みが、270年を経て徳川家に近い会津藩へ向けられたのだという。

 パレスチナ問題を典型例として、多くの出来事は、それだけが独立して発生したのではない。たいていなにか歴史的な背景がある。いくら理不尽だろうが、「(植民地となった恨みは)千年経っても忘れることはない」のである。
            戦うサル
 しかしどうも胡散臭い。多くはこじつけではないか。ことを起こす人たちは、歴史的背景を利用しているだけのような気がする。どんなことでも大義名分として利用すればいい。そのうえ歴史を物語として綴っていくと、因果関係が分かったような気になる。知らない人が聞くとおもしろい。歴史の薀蓄を語れば、まちがいなく一目置かれる。


 では、日本も歴史をうまく利用したらどうか。これまでの世界歴史のなかで、原爆を2発も落とされた国は日本だけである。そのうえ押しつけ憲法で洗脳させられ、国連常任理事国になれないなど、何かと理不尽な扱いを受けている。(中国・韓国と違い)口には出さないが、その恨みは1万年経っても忘れない。だから核兵器を使う権利のある国は、世界中で日本しかない。日本が核兵器を持てない、という選択肢はまったくないのである。

 表面に出さなくてもいい。日本人はこのことを胸に秘めておくべきである。世界にとって不気味な存在となる。
 いま敗戦から70年。日本の回復は、あと200年後である。
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