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ピョンチャン5輪終了

 欧米人の底意地の悪さを見抜けないと、いつまでも同じことを繰り返す

 冬季5輪が終了し、日本は過去最多の13個のメダルを獲得した。もっとも競技数も過去最多である。
 過去の競技数は(カッコは日本のメダル数)、札幌大会35種目(3個)、以下長野68種目(10個)、ソルトレークシティ78種目(2個)、トリノ84種目(1個)、バンクーバー86種目(5個)、ソチ98種目(8個)、今回のピョンチャンは102種目(13個)である。札幌のときの約3倍、長野の1.5倍である。したがって、競技種目数に対するメダル獲得は長野のときが15%で一番多い。

            玉入れ H29.5.21

 ところで今回、(悪い意味で)もっとも印象に残ったのが、渡部暁斗選手が5位になった男子スキー複合ラージヒルである。ジャンプでトップに立った渡部選手は、ライバルのドイツ勢に24秒以上の差をつけてスタート。ドイツの3人組は、お互い風よけになって体力を温存し、渡部選手を追いかける。渡部選手は1秒遅れのノルウェー選手に背後につかれ、終始トップで走ったため、体力を使い果たしてしまった。
 やがて最後の1周でドイツ勢に追いつかれ、5人の集団を形成する。ワックスも合わなかったらしく、下りのスピードで後れを取り、ゴール手前の坂でスキーが交差したことで集団から遅れ、結局5位でゴールインした。

 スタート1秒遅れのノルウェー選手は、走力で渡部選手より劣るはずだったのに、ドイツ3選手よりわずか遅れただけの4位であった。最初から2人が協力し合えば、1位と2位を分け合えたかもしれなかった。もしかしたらこのノルウェー選手は、自分が2位になるより、黄色い日本人が勝つことを嫌ったのではないか。孤軍奮闘する東洋人が、4人の欧州人に集団で潰された形になってしまった。
 (ちなみに、今回金メダルを獲得した女子スピードスケートパシュートは2400M走る。この世界記録2分50秒は、1000Mの世界記録1分12秒を2.4倍したものより3秒も速い。また1500Mの世界記録を1.6倍したより6秒速い。もちろん3000M換算では16秒も速い)。
            犬鉄砲
 完敗した渡部選手は、見苦しい言い訳をしなかった。「どんな展開になっても勝てるようでなければいけない」と、清々しくリベンジを期していた。男らしく潔いのだが、欧米人の底意地の悪さを見抜かないと、いつまでも同じことを繰り返す。

 スポーツだけでなく、ビジネスや政治の世界でも同じことがある。欧米人は、あからさまな妨害はしなくても、厚かましくオブラートに包んでスマートに嫌がらせする。これには年季が入っている。中国や北朝鮮、アメリカとは異なり、野蛮な言動はとらない。下心を見せることなく、東アジアで日・中・韓が連携しないよう、ことあるごとに工作することも忘れていない。 

 その意味で見事だったのは、スピードスケート・マススタートの高木選手である。終始トップランナーを追いかけ、体力を温存しながら、最後に隙を見つけて一気に抜き返す。まさに日本が、大国アメリカに盲従しているように見せながら、虎視眈々と世界の覇者を狙う政治戦略を彷彿とさせる。
 力だけでは勝てないのである。
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