FC2ブログ
RSS

災害による電力危機

 どんな災害にも強いのが原発施設である。大噴火に備え原発を増設するべき

 今回の豪雪で幸いだったのは、ほとんど停電しなかったことである。もし電気が途絶えていたら、もっと悲惨であった。放送・通信はもちろん、車や電車などあらゆる輸送手段が使えない。冷暖房や、食物を冷蔵・冷凍することも不可能である。現代社会はすべて、電気をはじめとしたエネルギーに全面依存している。ある米国シンクタンクの試算では、全土で電気が使えなくなれば、1年以内に80%以上の住民が亡くなるという。日本も同じである。

 したがっていま核攻撃をうけたとき、最も恐れられているのが、電磁パルス攻撃である。空中で核爆発を起こすことによって強力な磁場が生まれ、送電や通信線に流れ込んで数百~数千キロ周辺のすべて電気・電子機器を破壊する。狭い日本なら、1発の核弾頭で壊滅する。
 
 電磁パルス攻撃でなくとも、テロや災害で発電所や変電所が機能しなくなれば同じである。日本は災害大国である。地震、台風、竜巻、水害、津波、噴火と、あらゆる自然の猛威を覚悟しておかねばならない。災害による発電所の機能停止は、核戦争以上に現実的である。

          噴火岩 白山ワイナリー畑 H27.10.12

 じつは、この災害にもっとも強いのが原発である。
 福島第一原発の過酷事故を受け、既存の原発は、核シェルターも及ばないほどの頑丈さを増している。さらに新設される原発施設は、世界のどんな場所より安全になる。とくに対策しなくても、先の東日本大震災では、女川原発は住民の安全な避難場所として機能した。もともと原発施設は、ほとんどの災害に耐えられるようにできている。

 太陽光パネルが、台風や竜巻に弱いのはよく知られている。今回の大雪で破損したものもある。だが原発は、地震や台風などではびくともしない。災害時の避難所や核戦争になった時のシェルターにもなる。津波に弱い脆弱な原発施設は、すべて福島第一の事故で破壊された。

 そして原発は、噴火にも強いのである。
 最近、大規模噴火による原発事故を想定し、運転差し止仮処分を下した裁判官がいる。
 そもそも、日本の半分が壊滅するような大噴火になったら、原発事故どころではない。また巨大噴火とまで行かなくても、たとえば富士山が噴火すれば、火山灰が数十センチも積もる。その場合、大量の空気を取り入れて燃焼させる火力発電所や火山灰をかぶった太陽光発電は、すべて使い物にならない。

 これに対し、原発に対する火山灰の影響は限定的で、対策は容易である。
 もし富士山が大噴火して火山灰を巻き上げたとき、原発が稼働していなければ日本中の電気が止まる。先に挙げたように、まもなく国民の8割は死ぬ。


 南海トラフ地震と同じくらい、国内火山の噴火のリスクは高まっている。本気で国民を守ろうとするなら、大至急新潟刈羽原発を再稼働すべきである。それなのに日本では、なぜか命より反原発だという人が多い。
 政治家や裁判官まで、無知でバイアスのかかった国民感情に流されるようでは、この国はおしまいである。
スポンサーサイト



トラックバック
トラックバック送信先 :