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副知事と事務次官(7月4日)

 役所も、従来の「減点主義」から、「加点主義」へ移行した。「失敗」を恐れてはならない
 
 福井県の副知事が2名、および厚生労働省の事務次官が決まった。
 副知事の1人、県職員の石塚氏は、6~7年前、何度かお目にかかったことがある。温厚なイエスマンと言った印象だった。(本当はすごい人なのかも?)

 一方、厚労省の事務次官になった村木厚子氏は、ある有名な「冤罪事件」の被害者である。刑事被告になったとき、私は、「無実であって悪人でないとしても、無能な上司としての烙印は押される」と思った。刑事上の罪は問われなくとも、部下の不正を(知らずに)放置していたのだから、職務上の責任は免れないからである。どちらにしても、「減点主義」の役所では、致命的な失点になったはずだ。
 それが、事務次官にまで登りつめるとは驚いた。そのニュースを聞いたとき、厚労省はよほど人材が枯渇しているのかと思った。可もなく不可もない人物をあえて選んだのか、それとも「被害者」としての知名度を利用しているのか。

 いや、そうではないのかもしれない。役所は変わったのだ。従来の「減点主義」から、「加点主義」へ移行したのである。あの「失敗」を自覚しているからこそ村木氏は、事務次官にふさわしい人材として、成長してきたのだろう。「加点主義」のほうがはるかに、国民のためになる。アベノミクスの偉大な成果?である。


 そうすると、こんど県の副知事になられる石塚氏は、これまで何か「失敗」をされただろうか。原子力行政も担当されたが、少なくとも、我々の耳に入るような失敗は、なにも聞いていない。
 そこで願わくば、副知事の間に何か大きな「失敗」をしていただきたい。その「失敗」を乗り越えたとき、はじめて大きな仕事をしたのだとわかる。もしつぎのステップに登ろうとされるのなら、それが絶対条件である。
 (もう一人の副知事の杉本氏については、全く知らないので親近感がなく、コメントできない。)

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