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セクハラ・暴力への処分

 処罰をやりすぎると、溜まったマグマによる強烈な反動が来る

 13日に両国国技館で行われた土俵祭は、異例の立行司が不在で行われた。現役最高位の立行司・第40代式守伊之助が、セクハラ問題で謹慎中のためである。今朝の新聞報道によると、式守伊之助氏は3場所出場停止後、辞職することになった。
 また日本水泳連盟は、小関選手の「暴行事件」を受け、2月にグアムで実施する予定だった競泳の代表合宿を中止したという。

 なぜこんなことになったのか。
 相撲協会によると、伊之助は、沖縄県巡業の12月16日の夜、宿泊先のホテルで食事中に泥酔し、部屋に送って行った若手行司に数回キスし、胸を触ったらしい。また小関選手は、昨年末の日本代表合宿中に、同じ飯炊き当番だった後輩が(サッカーに興じ)遅れてきたことに対し、数発殴ったという。

             太っ腹
 いずれも、大げさな反応と対処のやり過ぎではないかと思う。どうも最近、世間はほどほどとか寛容の気持ちを忘れている。ことの善悪を、一かゼロかの殺伐とした基準で下そうとする。わずかばかりのふざけや隙も見逃さない。有名人に対し完璧な人間性を期待しすぎている。冗談も通じない。流行りのポリティカル・コレクトネスが悪用され、世の中がどんどん窮屈になっている。
 これでは今に、強烈な反動が来る。不満のマグマが溜まりに溜まる。暴力の全面肯定はできないが、どんなものも完璧ということはあり得ない。

 と思っていたら、同じことを影響力のある人たちが言い出した。世の中はうまくなっている。
 カトリーヌ・ドヌューブさんらフランス女優たちである。彼女たち100人は、世界中に広がっているセクハラの追及について、「行き過ぎだ」と批判し、少しの踏み込んだ行動で男性が職をなくしたり罰せられることは行き過ぎと発信している。
 なにごとも「ものはほどほど」、中庸なのである。
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