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原発推進への意識改革

 人々の琴線に触れるためには、感情をこめて訴えることのできる役者が必要である

 先日のエネルギーセミナー資料によると、原発再稼働に賛成する人は、反対者の半分しかいないという。それぞれおよそ30%と55%である。朝日、毎日などの新聞社の調査で、福島事故後から2017年まで5年経っても、ほとんど変わっていない。

 日本国民はもっと賢いはずなのに、なぜこんなおかしなことになってしまったのか。
 再稼働がここまでこじれたのは、いまや原発問題はイデオロギーの手段になってしまったからである。中国など近隣国は、できるだけ日本を弱小国家にしておきたい。そのため、強力なエネルギー源である日本の原発を、停止させておくのが一番である。工作の手先であるマスコミや「知識人」を使って原発不安を煽り、人々の潜在意識に深く刻み込ませる。
 中国得意の、三戦の一部である。日本はその三戦に太刀打ちできず、追い込まれている。

              いざ決戦
 しかしこのまま、負け戦に甘んじていては、日本の未来はない。
 ではどうするか。
 マスコミの印象操作には、その数倍の印象操作でカバーするしかない。とにかく正論をぶつける。ウソも1000回言えば真実になるなら、ほんとのことを10000回言えば確信に変わる。そのための予算を惜しげもなく使う。毎年1兆円もあれば充分である。

 やり方も考える必要がある。
 これまでは、先日のセミナーのようにただ淡々と、事実・データを積み重ねるだけであった。これでは人々の心に響かない。人々が再稼働に反対するのは、漠然とした不安、センチメンタルである。宗教のようなものだから、反原発のインチキデータしか信じない。

 したがって原発の啓もうには、正確なデータとともに、人の琴線に触れるような論旨が必要である(根拠と論拠)。お役人の理屈っぽい説明だけでは、人の魂が揺さぶられることはない。

 たとえば以下に挙げたような、核エネルギー推進の論拠がある。
 このような内容について、感情をこめて訴える。それができるスター「役者」を育て上げることである(先日のセミナー講師の竹内純子氏のような人が適任だと思う)。

               戦うサル
世界人類を支える
 現在、一人当たり日本人の使っているエネルギーは、世界の人々の10倍にもなる。つまり近い将来、エネルギーに目覚めた100億もの人口を支えるには、トータルでいまの5~10倍のエネルギーが必要である。そんなことができるのは、核エネルギーしかない。

脱原発は先進国のエゴである
 人口の半分が電気にアクセスできない途上国にとって、再生エネルギーなどと言う贅沢は望むべくもない。再生エネルギーこそ、先進国の安心のため途上国に大きな犠牲を強いる、富の偏在化の最たるものである。福島原発事故でトチ狂った日本の、中東で支払ったバカ高いオイルマネーが、シリア内戦を拡大させ、何十万人をも殺戮したことを、日本人は恥じるべきである。

③原子力推進の夢がなければ廃炉のための人材も育たない
 原発の撤退は、進めるよりはるかに難しい。このしんがりを務める人には、国の最高レベルの頭脳が求められる。それだけの人材を確保するためには、少なくともあと100年、核燃料サイクルを含めた、核エネルギー推進の夢と、実現のための原資を与え続けなければならない。

失敗のノウハウを活かす
 福島の事故やもんじゅナトリウム漏れ事故は、めったにない貴重な経験であった。人類全体の宝でもある。悲惨な出来事と同時に得られた、貴重な失敗のノウハウを潰してしまう権利は、断じてわれわれにはない。また摺り合わせ技術に長けた日本人こそ、原発や核燃料サイクルの開発に、最も適している。

放射性廃棄物の活用
 トイレのないマンションといわれる原発廃棄物は、一皮むけば重要な資源である。崩壊熱と放射線は、エネルギー源や殺菌、健康増進、及びガン治療に使える。また原子崩壊後のさまざまな元素は、希少なレアメタルである。ゴミにするか資源にするかは、知恵次第である。

人類が一度手に入れた技術は、決して無くならない
 人間はこれまでも数々の失敗を繰り返しながら、文明を手に入れてきた。自然科学である原子力は、人間相手の勝ち負けと異なり、必ず制御できる。怖いから見ない、やらない、隠そうとするなら、サルと同じである。あるいは水鳥の羽音に怯えて逃げ散った、富士川の戦いでの平氏を彷彿とさせる。
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