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雨の交通指導

 いやなことや我慢の時間を過ぎれば、しばらくは充実した幸福が訪れる

 地域の交通安全推進員として、月に2~3回、近くの交差点で交通指導を行っている。
 今朝は7時から、防寒具とマフラー、頭巾の上から透明フード付の雨具を着用した「完全武装」で現場に立った。予定では、3名の推進員がいるはずなのに、現場に行ったら私のほかに誰もいない。推進員は高齢者ばかりなので、無理しないのであろう。冷たい雨の中、一人で単調な仕事を行う羽目になった。

 推進員が立つ交差点の端っこは、雨水が溜まっており、靴の中まで浸み込んでくる。その上、道路のわだちに溜まった水を、通行車両が容赦なく跳ね上げる。通り過ぎる車は、私の持つ点滅誘導棒などまるで見ていない。いつもながらこの1時間は長い。「完全武装」なので、寒くないのが救いであった。

      あっぱれ H28.12.5

 推進員の制服は目立つし、一見警察官のように見える。だから、歩行者や自転車通行者には、一目置かれている。

 雨の日に危険なのは、傘をさしたまま自転車に乗ることである。
 自転車に乗った高校生が、私の姿を見てそそくさと差していた傘を仕舞い込んだのは、哀れであった。傘がないと、濡れながら走る。適切な雨具さえつければ、快適に自転車に乗れるのに。
 その一方、不真面目な自転車通行者は、推進員のいる交差点横断歩道を渡らず、片手で傘を差したまま、堂々と道路を横断する。100メートルも離れていたら、睨みつけることもできない。

 単調な時間が経過し、ようやくお役御免の時刻が来たときは、さすがに体中が芯まで冷えていた。着用した雨具も、車にかけられた泥水で汚れている。自宅でこれらを洗い、温まって寛ぐまでには、まだしばらくかかる。


 いま、やっと落ち着いたところである。
 生産的な仕事を全くしなかったのに、なぜか充実感で満ちている。いやな我慢の時間を無理に過ごした反動である。それだけが収穫であった。
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