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子育て市議

 議会に出るくらいの仕事は子連れでもできる。保育利権を膨ませるべきでない

 熊本市の女性議員が、7か月の長男を抱いて市議会場に入ったことが、物議を醸している。決められた人以外が議場に入ることは、禁じられている。だがこの女性市議は、「子育て女性でも活躍できる議会であってほしい」と説明したという。
 彼女は、妊娠がわかったときから、乳児を連れての議会出席や託児所設置を訴えてきた。その改善がはかられないため、子連れでの入場に踏み切ったという。

 これについて、「個人的な理由で議事進行を妨げたのは問題」と批判する人がいる一方、「子育て世代の議員活動について議論が必要だ」と理解を示す人も多い。
 たしかにこの破天荒な行動が、子育て女性の「社会進出」在り方に、一石を投じたともいえる。この場合は、育児と仕事の物理的な両立である。

             子連れ
 しかしこれは、そんな難しいことではない。
 両立できるかどうかは、仕事の内容によるだけである。F35戦闘機のパイロットが、乳首を吸わせながら、操縦するわけにはいかない。幼児をおぶって、一日中炎が降る中で、溶鉱炉に石炭をくべる仕事も無理であろう。一方で、それほど危険でない仕事はいくらでもある。たいていの仕事は、いっときの集中と大部分の弛緩の繰り返しである。子育ての合間に仕事することは充分可能である。議員の仕事はその典型である。

 すなわち議会に出席する仕事など、子連れだろうができる。たいていの議会は、質問する議員と、答弁する首長や担当役人が働いているだけである。他の出席議員は、アリバイつくり、或いは証人としての役割しかない。せいぜい「熱心な人が」ヤジを飛ばすくらいで、居眠りしていても充分務まる。その証拠に件の女性議員も、それまで出席すらしていなかった。子供の泣き声が居眠り議員を覚醒させ、ヤジを黙らせる効果もある。

 それより、どのような仕事であろうと、子供を産み育てる以上に重要なことはない。すべての仕事は、子育てする人を補助するものである。ものごとの軽重を考えて話を進めないと、単に保育利権が膨らむだけになってしまう。


 もっとも今回の女性市議は、ただ売名のためといわれても仕方がない。ルールを破る前に、ルールを改善するために全力を尽くす。それが議員の仕事ではないのか。仕事のできない議員は必要ない。市議なんかより、はるかに重要な仕事である子育てに、専念すべきである。
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