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5Sの兄弟 「見える化」(7月1日)

 「見える化」は、コミュニケーションの最大の手段である。

 「見える化」は、「整理、整頓」・「5S」とともに、職場改善の基本として、昔から叫ばれてきた。以前は、「目で目る管理」、「ビジュアル管理」とも言われていた。
 この「見える化」の目的は、「職場の全員に必要な情報をすべて提供し、職場全体で共通の認識を持つことができること」、すなわち、職場内のコミュニケーションである。情報を共有することによって、問題が発生してもすぐに解決できる環境を実現すると共に、問題が発生しにくい環境を実現するための取り組みである。

 では、なぜ「見える化」が、優れているのか。それは、脳科学的に人々の記憶、意識に訴えるからである。
 
 すなわち、記憶の原則は
  ①聞いたことは、忘れる
  ②見たことは、覚える

     
 「聞く」というのは、たいてい理屈、思考、論理、すなわち左脳が感じるものである。繰り返し、納得しないと忘れやすい。しかし「見る」というのは、五感を通じた感覚、感性すなわち、右脳の領域で、記憶に残りやすいのである。

 たとえば、7~8年前第一次安倍内閣のとき、ある農水閣僚が辞任したことがあった。あのとき、彼がなぜ辞任しなければならなかったのか、覚えている人は少ないだろう。しかし、TV会見の時の顔に貼った、大きな絆創膏を覚えている人は多いはずだ。    
 
 信号機や野球場のスコアボードは“見える化”の好例だ。スコアボードは、今何イニングなのか、得点や打順、守備位置、アウトカウントなどはどうなっているのかなどの試合の状況を、一目で把握することができる。

 そこで、製造工場の場合は、以下の事項についての「見える化」を検討したい。
  ①原材料(資材)の見える化
  ②受・発注の見える化
  ③工程の見える化(製品の流れがわかる)
  ④仕掛品(工程内、外注入出)の見える化
  ⑤不良(手直し)の見える化
  ⑥商品の見える化(すべてのモノが、何者かわかる)
  ⑦目標、予定の見える化

 具体的な方法の一つは、情報を伝達する帳票類を、机の引き出しにしまっておくのではなく、可視化することである。そして、できるだけわかりやすい、表示の工夫だ。
 さしあたって、まず身の回りの「見える化」に取り組んでみよう。
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