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オレオレ詐欺

 詐欺と普通の取引との違いは、「信頼」と「忍耐」があるか無いかである?

 相変わらず、オレオレ詐欺被害が止まない。
 最近は、「振り込め詐欺」と呼ぶようにもなった。手口が巧妙になり、振り込ませるケースが減少し、実態に合わなくなったことで、新たに、「母さん助けて詐欺」、「ニセ電話詐欺」、「親心利用詐欺」と呼ばれるようにもなった。「うそ電話詐欺」や「電話de詐欺」を採用している地域もある。

 詐欺の撃退法はたくさんある。武勇伝も聞かれる。それでも、詐欺するほうから見れば、100回に1回的中すれば丸儲けである。1日10回電話して、10日に1回だけ50万円の客が釣れれば御の字である。これで1か月150万円儲かる。

          キツネつき

 そもそも、詐欺と「正当な」商取引との違いは何か。
 基本は、ウソをつくかどうかである。だが「まともな」商取引でも、100%正直なものはない。たいていの商品は、売り手と買い手の「情報の非対称性」を利用して儲ける。骨とう品の世界は、詐欺商法と紙一重である。また、薬九層倍とも言われた薬商売が儲かるのは、効くかどうか誰にもわからないからである。同じことは健康食品にも言える。われわれコンサルの世界でも、同じ仕事をして10倍もギャラが違う(だから「清貧派」は浮かばれない)。ウソとインチキのマスコミ報道はもっとひどい。オレオレ詐欺より性質が悪いのもある。

 これらは極端としても、あらゆる商品やサービスも、お互い100%分かっていて取引するわけではない。温泉旅館の宴会盛り付けで、カタログでは10匹あった甘エビが、8匹しかなくても、たいていの人はがまん・忍耐する。
 そこには、甘エビ2匹分の「信頼」または忍耐が介在する。
 すなわち、詐欺と普通の取引との違いは、「信頼」と「忍耐」があるか無いかである。詐欺と呼ばれた商売でも、相手に「信頼」と「忍耐」さえあればかまわない。

 ま、これはあまりにもきれいごとすぎる。
 どんなことも、厳密にしたら成り立たない。だからほどほどのところで、いい悪いを決めているだけなのである。
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