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日馬富士の暴行事件

 すでに羅生門の世界に入っているから証言は矛盾する。真相は誰にもわからない

 相撲界では、日馬富士の暴行事件が、マスコミの餌食になっている。
 この「事件」では、暴行から被害の貴乃岩が入院するまで2週間もあったり、師匠の貴乃花親方の言動がはっきりしなかったり、不可解なことが多い。貴ノ岩が、頭蓋骨陥没で脳髄液が飛び出すほどの大けがをしたと言っても、真偽のほどは不明である。

 そのためTVや週刊誌などで、多くのコメンテーターがいろんな想像をめぐらしている。ネットでもさまざまなコメントが飛び交う。大多数は、有無を言わさず暴力を振るった日馬富士と、事件を隠そうとした協会を悪者にしている。弟子である貴ノ岩を守ろうと、相撲協会と距離をおく貴乃花親方を応援するコメントは多い。
 相撲協会の隠ぺい体質、日馬富士の酒癖の悪さ、貴乃花の理事長をめぐる争い、そしてモンゴル力士同士の八百長互助会の噂も飛び出している。この「事件」をきっかけに、また八百長疑惑が再発しそうな気配もする。マスコミはそれを必死で抑えている。
 
               雷電

 たぶん「モンゴル互助会」での、星の貸し借りはあると思うし、あってもいい。ガチンコ信条の貴乃花でさえ、兄弟での優勝争いでは明らかに手を抜いていた。
 もともと大相撲は、純粋に勝負を争うスポーツではない。人間離れした体を作り上げた力自慢たちの、神に捧げるショーである。純粋勝負とプロレスの間である。ただでさえ休場力士が多いのに、すべて真剣勝負にしたら場所ごとに死人が出る。無条件に八百長はいけないというのは、(自分以外は)100%正義でなければ気が済まない、ポリティカルコレクトネスにどっぷり染まっているからである。

 そもそも真相は誰にもわからない。一部始終、真剣に見ていた人など誰もいない。本人同士もよくわからないはずである(わかっていたら暴行しない)。まして同席していた他の力士たちも、断片しか知らない。だから証言は矛盾する。すでに羅生門の世界に入っている。
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