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尾道 夜の散歩  尾道・津山②

 どの店の経営者も、世代交代しないまま年齢を重ねている

 昨日まで、一泊で岡山~広島を旅行。土曜の夜は尾道に宿泊した。尾道市の人口は約13万人。鯖江市と越前市を足したくらいである。
 この町でも「貧困女性の実地調査」を試みた。たいていこれで地域の本音が聞ける。
 尾道駅から東へ徒歩15分。久保町に「新開」と呼ばれる歓楽街がある。細い路地が入り組んでおり、昭和レトロのスナックやクラブ、バーなどが軒を連ねている。造船業が盛んだったころの名残である。規模は福井の片町の1/3くらいか。

 駅近くの居酒屋で、飲み放題夕食会の終了後、お昼の観光で目星をつけておいた方向に向かって繰り出す。最初私を含めて3人。だが2人は早々に脱落。全身にアルコールが回って、とても歩けないらしい。結局残ったのは私一人。

          尾道の歓楽街 H29.11.11

 歓楽街では、狭い路地にスナックやバーが軒を連ねている。あちこちから、客の歌うカラオケや、年配女性の嬌声が聞こえる。通りには酔客が歩き回っていて、結構盛況である。思い切って入ってみようと思うが、どうせなら空いているところがいい。ドアの前で耳を澄ませて、音のしないところを探して歩いた。ほとんどの店では、お客が入っている。
 どこにしようか迷っていたら、丁度ある店のママがドアを開き、中を覘いたら誰もいない。せっかくだから、この店に入る。
 
 カウンターだけの、一人で切り盛りしているこのお店の経営者は、30代から40年以上この仕事を続けているという。もうこれくらいの年では仕事を辞める人も多いはず。尾道のスナックが紹介されているナイトマップを見せたら、2~3割は廃業していた。急に機嫌が悪くなったのは、ナイトマップに自分の店が載ってないからか。
 むかしは、どの店も妙齢のママさんが切り盛りしていて、それなりに色気があった。だが今はたいてい、60~70才代の高齢ママである。世代交代しないまま、年齢を重ねている。そろそろ水商売の女性経営者に対し、「ママ」の称号は廃止されると思う(それに「オネ-チャン」も)。

 宴会飲み放題の酒も効いて深酒になりそうなので、1時間足らずで店を出た。その間にも、だれ一人お客が入る気配がない。ママさんの客あしらいの様子を見ると、この店だけ客が入らないのもわかるような気がする。年季が入っている割に、あまり居心地がいい店ではなかった。

 高度なサービスを提供するところほどお客が多いので、一人一人のお客の満足度は低くなる。このようなあまりお客が入らない店でも、お客の満足度は低い。結局どの店に入っても同じだったのである。
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