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ガッツポーズと一礼(6月30日)

 スポーツでの礼や敗者を思いやる作法は、日本が誇る伝統である

 大相撲では、勝者がガッツポーズをとることは、禁じられる。相手を思いやるためであり、日本古来の競技は、たいていそうだ。極端なのは、囲碁や将棋である。勝負がついても、テレビ観戦では、どちらが勝ったかわからない。負けたほうが笑みを浮かべ、勝ったほうの棋士は首をかしげている。勝利者の字幕が出ても、通でなければ、どちらがどちらかわからない。

 これらは敗者を思いやる、素晴らしい作法だと思う。勝利は90%、時の運だからだ。他のスポーツのように、勝ったほうがはしゃぎまわるやり方は、みっともない。そして、負けたほうに憎悪感を持たせることになってしまう。

 もう一つ、気持ちのいいことがある。とくにオリンピックや世界選手権の陸上競技で、日本人選手の半分以上は、完走者が走路に向かって一礼する。たとえ下位の成績であっても、走ってきたほうに向かって一礼をする行為は、外国人選手には見られない。
 このことについて論評されたことは、寡聞にして知らない。しかし、素晴らしい行為であり、ぜひ絶やさないようにしたい。

 人生の最後も、このようにひっそりと逝きたいものだ。お互い、これ以上晩節を汚すことのないようにね。
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