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減退した記憶力

 脳内に沈殿した記憶を呼び起こすには、お酒をほどほど飲むことである

 年取るにつれ、記憶が目に見えて減退していく。記憶力というより、「記憶を呼び出す力」である。話していて、なかなか言葉が出てこない。頭に浮かんだイメージを口走ると、「あれのこれをどうした」となって、わけがわからない。

 したがってここ数年、人前で話す講演は、ほとんど断っている。言葉が出なくて立ち往生することが、しばしばあったからだ。そうすると、記憶を引き出す訓練が途絶え、ますます話すことができなくなる。悪循環である。10年前禁煙してから、その傾向が強くなった気がする。

           飲酒運転撲滅 H27.7.18  技術士研修会資料より

 それでも、思いを発信することはできる。書くことである。
 ブログの場合は、言葉が出なくても、ネットなどで調べられる。きっかけがあれば思い出す。なにしろ、70年近くの人生で見聞きしたことがすべて頭に詰まっている。それをすいすい出すのは至難の業である。口車のうまい人は、記憶と言葉がつながる能力の長けた人、あるいは頭の中身が少ない人である。

 もう一つ、脳内に沈殿した記憶を呼び起こす方法がある。
 飲酒である。人とお酒を飲むと、つぎつぎと言葉を発することができる。アルコールが、記憶と言葉の間にある障害を除去する。できるだけ機会を見つけて酒を飲む場に出る。

 しかしこれには致命的欠陥があった。アルコールの量が少ないと不十分だし、多すぎるとろれつが回らなくなる。酒宴で中庸を保つのは、至難の業である。
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