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IOFT2017展示会報告

 小規模の加工事業者が、多数の顧客とコミュニュケーションできる場でもある

 昨日まで3日間、東京ビッグサイトのIOFT国際メガネ展に参加した。
 会場は、JR大井町(宿泊したところ)から、りんかい線で10分。「国際展示場」駅で下車する。そこからが長い。まずビッグサイトまで速足で10分。今年のIOFT展は、増設された最奥端で開催されているから、建物に入ってさらに10分以上歩かなければならない。よく似た展示会が同時開催されており、どこに入っていいか迷う。そのうえ、IOFT展示場入り口ではガードマンが厳しいチェックを行っていた。

 さらにIOFT展示場は2つに分かれている。目指すブースは広大な展示場のなかのほんの一角である。たどりつくにはかなりのエネルギーを要する。
 相当の健常者でなければ、見学することができないよう、工夫が凝らされているのである。

 東京ビッグサイト H29.10.11 IOFT2017 H29.10.11~13 麻生津眼鏡集団 H29.10.11~13

 私の担当したブースは、福井東商工会がリードし、麻生津近隣の眼鏡関連業者13社が共同で出展したものである。フレームだけでなく、金属やプラスチックの部品製造、表面加工など、業種は多彩である。ブースは3コマで、ひっそりと目立たない場所にある。
 まだ数字は集計されていないが、それでもざっと、昨年の2倍の見学者があったと思う。

 その要因のひとつは、展示のレイアウトを大幅に見直したことである。
 昨年度は商品などをブース前面に展示したのに対し、今回は背面に並べた。入り口の角には、インドの神様をモデルに眼鏡枠廃材で作った「メガネ―シャ」という奇抜な像を立たせ、興味を持った見学客をブース内に誘導するようにした。たしかにこの像は、「おしょりん」より、はるかに目立つ。

 またこのブースは、眼鏡枠ばかりの展示に飽きた見学者の、「箸休め」にもなるのではないか。IOFT展だから、ほとんどすべての出展者は、自慢の眼鏡枠を出品する。だが見学者は、膨大な似たり寄ったりの眼鏡枠に見飽きるであろう。

 さらに、来場した小売業者は、完成した眼鏡枠しか見たことがない人が多い。眼鏡枠の製造工程や部品を説明してあるコマはほとんどない。興味津々で、自らのお客様に説明したいとして、切削部品のサンプルを求める人もいた。眼鏡関連以外の事業者でも、加工方法や商品に興味を持ったところもあった。

 メガネーシャ H29.10.11 大村崑さん H29.10.11 宿舎近辺 H29.10.11

 もちろん、実質的な効果もあった。
 設備や部品、半製品を展示していた事業者は、いくつかの商談がまとまったようだし、技術的な課題を提示してもらえた事業者もあった。通常の完成眼鏡枠を展示していた人も、昨年より販売数は増えたという。

 ただ最大の効果は、事業者自身の販路開拓における意識改革ではないか。
 このブース出展社の多くは、地域の小規模な加工事業者である。普段、地域内や得意先以外の人と話をする機会はめったにない。そんな彼らが、世界中不特定多数の顧客とコミュニュケーションできる場として、大いに活用できたはずである。
 もっとも、機会を利用するかしないかは、その人の意識次第である。今回の行動を見ると、展示に参加した事業者のなかで、どこが伸びるか判断できそうである。
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