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日産社のリコール

 正論かどうかは2のつぎ、企業としてのイメージダウンは最小にしなければならない

 日産の無資格検査問題について、西川広人社長は記者会見の場で、「検査は確実に行われており、安全に使っていただける」と強調していた。あくまで「手続き」に問題があったという主張である。たしかに検査で品質が向上するわけではないので、社長の言い分は正論である。

 それに製品の最終検査といっても、すべての品質特性を検査するわけではない。そんなことは不可能であるし必要ない。ブレーキの効き具合など、安全性に関するいくつかの特性を確認するだけである。それらも、ほんとに高度な資格を持った認定者が必要かどうかも疑問である。このことが原因の事故など聞いたことがない。

           年貢の納め時

 だがこれは、当事者である日産自身が言うことではない。「問題ない」と強調することで、逆に反感を招く。(役不足だが)私のような第3者が発信して初めて意味がある。さらに日産の顧客といっても、固定客ではない。不信風が吹けば、あっという間にそっぽを向く。そうなれば、順調だった世界販売台数の伸びにも悪影響がでる。
 いくら「悪法」だろうが、ルールは守らなければならない。

 では現時点で、日産幹部はどのような対応をとればよかったのであろうか。
 まさに危機管理の対応能力が問われる。
 まず、過ちは過ちとして認めたうえで、下手な言い訳はしない。いまのうちに洗いざらい出す。小出しにしてはいけない。記録も証言もすべて出す。品質に問題ないなど、言い訳じみたことは言わない。

 正論はすこしづつ、ものづくりや業界の事情に詳しい専門家が発信してくれる。おそらく同業者も、似たり寄ったりである。むしろ外国メーカーに比べれば、はるかにましかもしれない。多少の寝技は必要である。
 もし正論が出なかったら。  よほど嫌われているのだから、あきらめるしかない。
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