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西部邁氏の核保有論

 お花畑患者が大多数を占める日本人の一部でも、現実世界に連れ戻せるか

 13日(水)のフジTVプライムニュースでは、中谷元氏(元防衛相)とケビン・メア氏(元国務長日本部長)に対し、評論家の西部邁氏が核武装論について、正論を述べていた。世界の大勢が現状維持を求めているのに対し、西部氏はどの国も自由に核武装すべきだという。

 西部氏の論旨は、およそ以下のとおりである。
①アメリカをはじめ、「戦勝国」が核を持っているのに、北朝鮮のような弱小国に認めないのは矛盾している。
②核兵器や原発技術のような、人類は一度手に入れた技術を手放すことはありえない。
③したがって万が一すべての国が核兵器を廃絶しても、つぎに最初に核を持つ国は世界の支配者になる。
④つまり核の廃絶は論理的にできるはずがない。
⑤現にアメリカは、核兵器の数量は減らしても、質の向上をはかっている。
⑥よって北朝鮮がICBM搭載の核兵器を持つのはしょうがない。ちっぽけな北朝鮮が、超大国アメリカに刃向うのは大したもの。
⑦その場合、韓国に続いて日本も核保有が認められる。
⑧日本はさっさと核武装すべきである。自力で国を守ろうとしない日本人は腑抜けである。
⑨世界中に核ドミノが起こり、あらゆる国が核兵器を持つのは許容しなければならない。
⑩1回の使用で数十万人が亡くなるような兵器を、いくらおかしな指導者でも簡単に使うわけがない。

      ねずみ男H25.12.18

 正論ではあるが、評論家らしく無責任で原理主義的な発言である。さすがのケビン・メア氏も手を焼いていたのではないか。政治家として責任ある立場の中谷氏も、常識的な発言に終始していた。

 私自身も現実には、西部氏発言そのままの世界は危うすぎると思う。
 北朝鮮を核保有国として認めれば、周辺への恫喝が現実化するだけでなく、核がISなどテロ組織へ渡り、それこそ世界は恐怖のどん底に落ちる。また世界中が核保有国になると、核戦争のリスクは飛躍的に高まる。これは確率の問題である。


 それでも、お花畑患者が大多数を占める日本人に、一石を投じることができるなら、西部氏の発言も理解できる。少なくとも日本人の10人くらい、お花畑の夢枕から現実の世界に誘導できたかもしれない。
 あくまでも真実は中庸にある。
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