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諜報敗戦

 日本に対する諜報工作は、すでにここまで浸透してしまったのである

 昨日のNHK番組、夜8時からの「おんな城主直虎」では、大国(徳川、今川)に挟まれた井伊家の幹部たちが、しきりに「戦とは諜報である」と叫んでいたのが印象的であった。ドラマの主要人物は、すべてその諜報活動にいそしんでいる。
 その後番組のNHKスペシャル「731部隊の真実~エリート医学者と人体実験」の放送を観ながら、まさに日本は、その諜報合戦に敗退しつつあると実感した。

 731部隊は、戦時中に旧満州で密かに細菌兵器を開発し、実戦で使用したとされた機関である。この番組は、NHKが発掘した旧ソ連・ハバロフスク裁判の音声記録や資料をもとに、731部隊の「非人道さ」を訴えたものである。そこでは部隊幹部たちが、中国や旧ソ連の人々を実験材料としていた実態を克明に証言していた。
 むかし、森村誠一氏の「悪魔の飽食」(昭和57年)を読んで、その赤裸々な描写にショックを受けたことを覚えている。その蒸し返しである。

          毒ネズミ

 しかし、「悪魔の飽食」は、掲載した写真の大部が虚偽だったことがわかり、その内容も矛盾が多く信憑性が疑われている。そしてこの番組で取り上げた、ハバロフスク裁判における証言も、とうてい信頼できるものではない。そもそも裁判自体が、国際法違反だったと言われている。米国で公開されている膨大な公式文書にも、731部隊の犯罪性を裏付けるものはなにもない。

 つまり「731部隊の人体実験」は、「南京大虐殺」「慰安婦強制連行」などと同じで、証拠のすべては裏の無い証言によるものばかりである。ねつ造、思い込み、洗脳、誘導などによる、事実とは正反対の証言だった可能性が大きい。今回のドキュメンタリーでの発言もまったく同じ、典型的な冤罪産出の手法である。

 したがって、こんないい加減な内容の番組が、(税金と同じ)受信料を強制徴収されているNHKで放送されるのは、言語道断である。同時に、日本に対する諜報工作が、もうここまで浸透してしまったのだという事実を、われわれは深刻に受け止めなくてはいけない。
 もちろん、工作の手に落ちたのはNHKだけでない。TV放送すべての解体、再編が急務である。
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