天国の別山
今日、チブリ尾根から別山(2399M)に登った。もちろん日帰りである。
昨年は、残雪期に登った。今回は、尾根筋の高山植物が楽しみである。
長丁場になるので、早朝3時20分に自宅を出発。登山口の市ノ瀬に着いたのが4時半。無理やりトイレを済ませて、5時に歩行開始である。単独なので、ただ歩くだけ。早朝の冷たい空気がさわやかである。化け物のように変質したさざれ岩、水場、白山展望所と順調に足を延ばす。

ところが、歩き始めて3時間ほど。チブリ小屋手前あたりから、雨が降り始めてきた。稜線に出たので、冷たい風が痛い。それ以前に、朝露でズボンや上着はぐっしょり濡れている。登山靴の中もプールである。まともな雨具を持ってこなかったので、下手すると低体温症で天国行になる。
小屋の中で、靴下を絞りながら、どうするか考えた。
小屋から別山頂上までは、2時間ほどのきつい登りがある。頂上近くの風雨はここより厳しい。気温も低い。ただ頂上付近は、高山植物のお花畑が見られる。
お花畑の天国に行くのか、本物の天国に行くのか。
30分ほど葛藤し、未練たらたら歩き出す。このような、どっちつかずが命取りになる。

しかし頂上付近では、思ったほど風が強くなかった。傘をさせるくらいである。
今日の大自然は、本物の天国に行くことを許してくれなかった。泰澄大師の奇跡である。
昨年は、残雪期に登った。今回は、尾根筋の高山植物が楽しみである。
長丁場になるので、早朝3時20分に自宅を出発。登山口の市ノ瀬に着いたのが4時半。無理やりトイレを済ませて、5時に歩行開始である。単独なので、ただ歩くだけ。早朝の冷たい空気がさわやかである。化け物のように変質したさざれ岩、水場、白山展望所と順調に足を延ばす。



ところが、歩き始めて3時間ほど。チブリ小屋手前あたりから、雨が降り始めてきた。稜線に出たので、冷たい風が痛い。それ以前に、朝露でズボンや上着はぐっしょり濡れている。登山靴の中もプールである。まともな雨具を持ってこなかったので、下手すると低体温症で天国行になる。
小屋の中で、靴下を絞りながら、どうするか考えた。
小屋から別山頂上までは、2時間ほどのきつい登りがある。頂上近くの風雨はここより厳しい。気温も低い。ただ頂上付近は、高山植物のお花畑が見られる。
お花畑の天国に行くのか、本物の天国に行くのか。
30分ほど葛藤し、未練たらたら歩き出す。このような、どっちつかずが命取りになる。



しかし頂上付近では、思ったほど風が強くなかった。傘をさせるくらいである。
今日の大自然は、本物の天国に行くことを許してくれなかった。泰澄大師の奇跡である。
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