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診断士協会の発展

 若いときは、自らリスクをとって、経営の第一線で働いたほうがいい

 昨日は所属の中小企業診断士協会の総会に参加した。
 気が付いてみたら、福井県の正会員が85名にも増え、若い人が多くなった。総会の参加者は45名にもなっている。ざっと、ひと頃の2倍にもなる。総予算は10倍以上になり、剰余金もたんまり蓄積された。我が国や福井県の人口が減少してGDPが伸び悩み、財政赤字で苦しんでいる中で、驚異的な成長である。

 もちろんこれは、現在の会長をはじめ、役員の能力と努力に負うものである。素直に執行部を評価したい。そして、紅一点の「美しすぎる」女性診断士の存在も大きい。

     美人薄命 

 ただ、これ以上の拡大は問題である。今くらいがちょうどいい。
 そもそも、われわれ中小企業診断士のようなコンサル業は、他人の褌(ふんどし)で相撲を取る商売である。褌を借りるものが多くなると、肝心の褌を捲くものがいなくなる。農業経営者が縮小する中で、農協が肥大化していったことと重なってしまう。

 このことは、日本のすべての「実業」に当てはまる。船頭はいても、兵隊がいない。
 たとえば先日、ある経営者に事業拡大の相談を受けた。売れる企画を持ち、実績もあるため自力で製造業を立ち上げたいという。中国での労働コストが日本に追いついており、大きなチャンスである。
 ところが、従業員が集まらない(じじいの決死隊は短期決戦のみ)。それを補うため、作業の機械化やその資金獲得に、頭を絞ることになるのだが、前途多難である。

 できれば若いときは、自らリスクをとって、経営の第一線で働いてほしい。現場の知恵と技術、体力があって、はじめて企業経営は成り立つ。コンサルタントのなかに、私の子供や孫のような世代が増えると心配になる。褌はたくさん余っている。褌を締めるものが多いほど日本は強くなる。

 さらに、剰余金が溜まると経済流動性が無くなり、デフレを脱却することができなくなる。お金は使うためにある。そして、ありすぎると確実に争いになる。
 すべては、ほどほどがいいのである。
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