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原発回避は先進国のエゴ

 再生エネルギーこそが、先進国の安心のため、途上国を搾取し大きな犠牲を強いている。富の偏在化の最たるもの

 「先進国」の原発事業が苦境に立たされている。
 たとえば東芝では、米国のウェスチングハウス社およびその関連会社、及びスイスの計器会社への投資が失敗し、経営そのものを揺るがしている。三菱は経営破たんしたフランスのアレバ社と心中、日立も米国の原発事業などで大幅な損失を出している。

 この原因はもちろん、先進国における原発離れである。原発を新設するにしても、必要以上の安全対策で、ムダ金を使わなければならない。その結果先進国では、非効率な再生エネルギーが普及し、GEなど目先の効く事業者はいち早く原発事業から撤退している。

      庭のつつじ H29.5.07

 しかしこのことが、如何に先進国のエゴであるか。世界人類を苦しめているか。多くの日本人は知らないふりをしている。
 世界全体のエネルギー事情をみよう。途上国では人口の4割近くが電気にアクセスできていない。調理や日没後の生活など、私たちが普段当然視している活動も、実現不可能である。エネルギー不足が社会、経済生活に大きな影響を及ぼし、貧困の連鎖をもたらしている。いまだ約30億人は、ガスの代わりに薪を使用している。医療や栄養に乏しいため、先進国に比べ圧倒的に寿命が短い。彼らにとって、30年後にわずか増えるかもしれないがん発病のリスクなど、贅沢極まりないのである。

 石油、ガソリンの価格高騰も、途上国の貧困層には大きな影響を与える。高騰しているガソリン代や電気代を払えない人々による暴動も起きている。このような途上国にとって、再生エネルギーなどと言う贅沢は、望むべくもない。再生エネルギーこそ、たったいっとき先進国の安心のため、途上国を搾取し大きな犠牲を強いる。富の偏在化の最たるものである。


 これから人口が増大する国は、いやでも原子力に頼らざるを得ない。真っ先に、中国とインドで原発が乱立しようとしている。日本は、手をこまぬいていていいのか。他の民生技術と同じように、原発技術者も中国に引き抜かれ、日本では廃炉もままならない。これで日本は、隣の大国に飲み込まれるのは必然である。
 原発に反対する人こそ、日本と世界の未来を蹂躙しているのである。
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