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なぜお金の運用は失敗するのか

 経済成長分はすべて、証券会社と金融機関に吸い取られているからである

 山崎元氏の「信じていいのか銀行員」を読んで、つぎのことに気がついた(身近なデータから理論を組み立てるフェルミ推定である)。

 日本の株式の時価合計はおよそ500兆円で、これはGDPと同じくらいである。4~50年前から株式の時価総額は、GDPの伸びを前後しながら、ほぼ同じような比率で伸びている。
 
 一方、証券会社の売上合計は、およそ3兆円。このほとんどが株の売買手数料である。銀行などを合わせると、日本での手数料合計はざっと5兆円となる。繰り返すが、長期的には経済成長と株式時価総額の成長はほぼ同じである。つまり、株売買手数料の合計5兆円というのは、現在の GDP経済成長分の1%である。

     金は天下の廻りもの H27.9.26

 すなわち経済成長と株の値上がり分は、すべて売買手数料に化けて、証券会社をはじめ金融機関に吸い取られてしまったのである。経済成長分より手数料が高い今の時代には、株式運用のリターンも、プラスになる可能性は少ないということになる。
 株式の売買というのは、値上がり分以上を元締めが確保した、賭博場そのものであった。半数以上は損するようになっている(宝くじよりいいけど)。

 こんなことは、手数料で儲けている金融業界のプロは、絶対口にしない。
 もちろん、金融商品を販売している証券会社や銀行にも言い分はあろう。だがそれを聞いていたら、乏しい財産がやせ細るだけである。

 社会が豊かになるには、みな一生懸命、死ぬまで働くしかないのである。
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