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禅問答の終わり

 国会議員のアホさ加減は、われわれ国民の愚かさの反映である

 ある事実を、意味のある情報や主張として展開するためには、その「根拠」と「論拠」が明確でなければならない。今回の森友学園問題では、そのいずれもがあやふやなまま展開しているから、らちが明かない。
 また「根拠」=事実は認めても、そこから主張へと至る「論拠」がまるで異なっている。

 たとえば23日の森友学園理事長の証人喚問では、首相が森友学園の土地購入や学校認可に「関与」していたがどうかが大きな争点になっていた(どうでもいいのに、首相自身が「関与していたら辞める」と言ってしまったからだ)。
 証人喚問の場で理事長が証言したもので、証拠に基づく明らかな事実もある。不思議なのは、その事実の解釈が、人によってまるで反対になることである。

     鬼太郎

 具体例で、理事長が首相夫人へ国有地の賃貸契約期間延長を求め、それに対し総理夫人付の谷査恵子さんから、「当局に問い合わせたところ、大変恐縮ながら現状ではご希望に添うことはできない」とFAXで返信したという事実がわかった。この事実は証明されている。
 これが総理の言う「関与」であるかどうかが、国会やメディアの一大関心事になっている。

 首相を攻撃したい野党やメディアの言い分はつぎのとおりである。
 首相夫人のお付のものが、役所に問い合わせしたことが、役所側に何らかの圧力を及ぼした。そのときはゼロ回答でも、土地購入で何らかの「忖度」が働いたはずである。だからこの件は、「関与」にあたり、約束どおり首相は辞任すべきである。

 これに対し首相側は、
 こんなものは「関与」とは言えない。ほとんどの政治家や有名人は、膨大な陳情を受けている。役所になじみのない陳情者に代わって、役所に問い合わせをすることも多い。それをすべて「関与」というのなら、すべての議員が何かに「関与」しているということになってしまう。首相はこんなことを「関与」といったのではない。こんな微妙なことで辞めていたら議員がゼロになる。


 どちらにしても、こんなアホ臭い禅問答をくだくだいつまで続けているのか。国会議員のアホさ加減は、われわれ国民の愚かさの反映である。

 さらに籠池夫人と昭恵夫人のメール公開で、民進党の辻元清美議員の名前が浮上してきた。これも、やっていないことの証明をしなければならない。お互い水掛け論である。
 こうなると最後は、昭恵夫人と辻元議員とで、どちらが胡散臭いかである。人を疑うことを知らないマリアさまと、女詐欺師との違いだ。これはもう明らかである。幕引きは近い。


 つぎは
 今回の土地問題の本質       無題

 ほんとの問題は、むかしこの土地を不当に高い値段で買ってしまったことである

 最後に一つだけ。
 そもそもこの問題の起こりは、9億円の土地を1.3億円で森友学園側に売却したことにあった。売却側の財務省によれば、ボーリング調査と過去の経歴を鑑みて、膨大な廃棄物があったからである。土地所有者である国側の役人が、その説明をうまくできなくて、問題がこじれてしまった。

 そこで、ほんとうに土地の地下に膨大な廃棄物があるとしよう。じつはすぐ隣に、評価額14億円のところ、埋設物があったということで、ただ同然で売ってしまった土地がある。この辺りは、まともな土地でないことは確かである。
 そうするとじつは、真の問題は、過去に国側が、この土地を不当に高い値段で買ってしまったことではないのか。あるいは、その後の管理状態が悪いため、廃棄物が捨てられてしまったのかもしれない。
 疑惑があるとすれば、そのとき利益を得た人たちである。当時の地主か工事関係者、そのほか魑魅魍魎がうごめいている。現在野党の国会議員もいる。誰か知らないが、彼らが最も怪しい。そのつぎは、当時と現在に至るまで土地を管理する責任のあった役人である。知ってか知らずか、廃棄物処分場にしてしまった。

 どのみち役人の責任は免れない。だから国会答弁ではあまりにも歯切れが悪く、わかりにくい説明しかできなかったのであろう。そう考えれば、すべてつじつまがある。そしてこの土地取引で、国民の財産が毀損されたのは間違いない。
 さらに他の国有地にも、同じような問題が山ほどあるはずである。すべての土地取引について、徹底的に調査すべきであろう。

 事実は小説より奇なり。
 おそらく大半は闇から闇に葬られ、真相は誰にもわからない。
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